◎夢の話 第725夜 集合写真
10日の午前3時に観た短い夢です。
瞼を開くと、俺はどこか薄暗がりの中にいた。
巨大倉庫の中にいるような印象だ。
視線を前方に向けると、20辰らい先に何かが見えた。
「あれは」
30人くらいの人が固まっているようだ。
目を凝らして見ると、三段くらいの踏み台の上に各段十人くらいずつが乗って、こっちを見ている。
ちょうど、集合記念写真を撮る時のアレだ。
ほれ。修学旅行とか卒業式のクラス写真とかの類だ。
男も女も無表情で、ただじっと俺のことを見詰めている。
それが男か女かくらいのことは判別できるが、しかし、顔の造作や表情までは分からない。
半ば暗がりの中にいるからだ。
「これって不味いヤツじゃないか」
長年の経験から、こういうの感じは「ただの夢ではない」と知っている。
すかさず俺の脳にスイッチが入った。
「起きろ。起きろ。仲間にされるぞ」
すぐに覚醒。
顔の輪郭だけは分かるが、表情までは分からない。
それでも、良くないことを考えていることは伝わりました。