盛岡藩の盛岡商人のうち、大店は大阪商人が開いた出店に端を発します。幕末には、お馴染みの鍵屋茂兵衛らが私札を発行しています。
ところが、花巻になると、商売の規模が若干小さかったのか、古札類がまったく出て来ません。
出て来ないのですが、存在はしており、活発に取引を行っていたことが覗えます。
画像は川口町会所札で、準公札か公札の扱いになります。
幾らかは存在しているようで、過去にも見付かったことがあります。
寄贈するとなると、状態の良い方を出すことになるのですが、名残惜しいのと、整理が追いつかないのとで、まだ手元に留まっています。