日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎精神安定剤の人

精神安定剤の人
 昨日の夕方、帰宅した家人が鼻歌を歌いながら居間に入って来ました。
 「トーサン。私は今年で仕事を辞めようかな」
 そう言えば、学校はもう嫌だと言ってたっけな。
 「ま、カーサンは何でも出来るから大丈夫だろ。次は何をやるの?」
 「歌手になる。トーサンがマネージャー」
 どっひゃあ。
 ペーパークラフトは独特の才能があるけど、「歌手」はなあ。
 ま、冗談なのですが、家人は常にポジティヴなので、どこまで冗談か分かりません。
 ダンナはネガティヴの塊なのですが、こういうダンナに超ポジティヴな妻。上手く出来てますね。

 最近、当方はそれを意識するようになり、「このデブが俺の宝物なのかよ」と家人に愚痴をこぼします。
 ま、家人が家にいないと、外で浮気をする気も起きませんね。(そもそも、諸事情によりそういう可能性自体が少ないのですが。)

 ところで、病院には、50台の看護師(長崎出身)がいるのですが、最近になり、「この人がいないと俺は落ち着かない」と自覚するようになりました。
 誰かに似ていると思ったのですが、叔母ですね。
 叔母もものすごくポジティヴ思考。
 この看護師は、病棟の反対側にいても、朗らかな声が聞こえて来ます。
 なるほど。「自分がマイナス思考だから、プラスがいないとダメ」なのかと思い知ります。

 このところ、気温が低く、少し体を冷やしたら、早速、鳩尾がずしっと重くなりました。
 またニトロのやっかいに。
 血圧を測ると、120-70だから、心筋梗塞ではなく、不整脈系の狭心症の模様。手足は動くので、致死性の不整脈心不全ではないので、静養するだけです。
 ま、一瞬だけですが、「ついにこれが『本番かも』」という考えが頭を過ぎります。
 ここまで来ると、人生の楽しみなどほとんど消えてしまいます。
 サイン(予兆)を見逃さないようにすると、危機を事前に回避できます。
 でも、通常、危機が来るまでは、それが危機だとは知りません。