◎選択の余地なし(421)
昼にゆうちょに行き、用事を済ませ、返ろうとすると、不意に声が聞こえました。
「あと三日だぞ」
三日。それなら、「何者かに掴まれた」日から、ちょうどひと月に当たります。
「あと三日じゃ対処のしようが無い。万事休す、ということだ」
すぐに神社に向かいます。
神殿前に行くと、女性がしきりに正面の写真を撮影していました。
ガラス窓の真ん前です。
「もしかして、誰かの影響かも」
しばらく待ちます。
ようやく順番が来たので、早速、祈願しました。
「私の『鬼灯の城』は連載の途中で止まっているけれど、裏切りと怨念の話だ。怨霊がこの世に現れて恨みを語る。共感出来るだろ。知りたくないか。私が求められているのは、ハブになり、霊がこの世に係わる手伝いをしてくれということだ。それなら、それを叶えよう」
ついに、魂を売ることに。
ま、特に何をするわけでもなく、これまで通りです。
身の置き所が「怨霊サイド」に替わっただけ。
なお、私の役割は、心や魂の領域になっています。そこでの行為は目に見えない次元の話です。
要するに、妄想癖の者が語る「たわ言」ということです。
神殿前で撮影すると、珍しく、ほとんど何も出ませんでした。
「これは、常識的には『受け入れられた』ということだな」
やはり自然とダースベイダーになって行きます(苦笑)。
帰路は松福院にお参りしました。
この周囲で不動明王が立っているのは、ここくらいです。
メインは「出世大黒天」らしい。
寺社・神社で「現世利益」を謳うのは、品の良い振舞いではないけれど、ま、いちいち目くじらを立てることもありません。
普通の人が視野に入れるのは、「死ぬまで」の話だから、致し方ありません。
お地蔵さまの前の他に「賽銭箱」が無く、どこに入れるべきか迷いました。
檀家中心の考え方のようです。
三日後、私は「死なない」とは思いますが、こればっかりは分かりません。
体の状態からは、いつ心不全が来てもおかしくない状態です。
半年後でも1年後でも大差無いようですが、半年なら1本、1年なら2本書けます。
まずは集中出来る環境を作りたいものです。
たぶん、当分の間は、何も異変が起きないのではないかと思います。
追記)
さすがお不動さま。
撮影時は気付かなかったのですが、煙が出ていました。