日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第78夜 理科室にて

学校の長い廊下を歩いています。
窓からは光が差し込んできますが、隅は薄暗くなっています。

歩き始めは現在通勤している学校だったのですが、廊下を進んでいくにつれ、小学校時代の校舎になり、さらに古ぼけた木造校舎に変わっていきます。
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その頃には、廊下の床がきしんで、ぎゅっ、ぎゅっと音を立てるようになっていました。

廊下の突き当たりは理科の実験室です。
がらがらと引き戸を開けると、5×10列くらい敷物が敷いてありました。
一瞬、「合宿か何かなのかな」と考えました。
小学生の頃に、宿泊学習で理科室に泊まったことがあります。

床一面に敷き詰められた仮の寝床には、5人くらいの人がポツンポツンと横たわっています。
不自然に足を折り曲げた人もいますので、怪我人でしょうか。

何か事故が起こり、怪我人を収容したのだな、と察します。
その途端に、あちこちから「うう」といううめき声が聞こえてきました。

沢山の人が死にましたが、亡骸は体育館に移されました。
建物の感じから見て、50年以上は前の出来事のようです。

自分の胸付近に手をやると、聴診器に触れました。
医薬品は既に尽きており、消毒薬すらも無い状態です。
治療を施そうにも、励ましの言葉以外に与えられるものが何もありません。

窓の外を見やると、外は山の斜面で、夕陽が赤く木々を照らしていました。
絶望感だけを感じます。

ここで覚醒。