日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎慌てて初詣に(472)

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一月八日撮影

◎慌てて初詣に(472)

 昨日(七日)に病院のベッドで眠っていると、不意に右掌を握られた。

 驚いて眼が覚めたが、手の感蝕に覚えがある。

 「お袋だな」

 そこで、八日は慌てて初詣に行くことにした。

 正月早々だと、参拝客が多く、かなりの渋滞になる。今は体を冷やすと、即死の可能性があるので、なるべく三が日は外出しないようにしていたのだ。

 

 「松の内」の最後の日だが、さすがに駐車場は満杯だった。

 ひっきりなしに車が入り、参拝客が神殿に向かう。

 人の波が薄くなったところで、拝礼をし、少しく撮影もした。

 

 「去年は具合が悪くて、写真にもとんでもないものが写ったが、今年は真っ直ぐ歩けるから、何も出ないで欲しい。正月くらいはな」

 昨年は、とても他人には見せられない画像が撮れたから、新年から嫌な気分だった。

 画像はその場で捨てたが、「おそらく三月まで俺は持たない」と確信したっけ。

 

 ま、ガラスが見えない状態だから、そうそう写らないはず。

 と思ったのだが、そんなに「あの世」は甘くない。

今年は去年ほどではないが、バッチリ来ている。

人によっては色んな風に見えると思う。見ようによっては、かなり気持ちが悪い筈だ。 

 しかしま、本物かどうか首を捻る水準だし、もし本物でも影響はなさそう。

 何せ、悪霊化したヤツでさえ、今は私のことを「仲間」と認識しているようなふしがある。

 それなら総ては「気のせい」の範囲だ。

 

 昨夜、家人に「明日は初詣に行く」と伝えると、家人は呆れてこう言った。

 「呆れるくらい沢山お寺や神社に行くね。まるで心に病気を持つ人みたい」

 ダンナはそれを聞いてからからと笑った。

 「そいつはすっかり逆さまで、病気だから参拝するんだよ。俺が立って歩けているのは、医者が首を捻るからな。心の中に柱を立てねば、衰えて死ぬだけだ」

 それを信じられないのであれば、たぶん、ガラスに写った自分の胸元に「女の顔が出ている」ことに耐えられないと思う。

 それでも世間一般の解釈と違い、そういう相手も、私のことが見え、私が「救ってくれる」と思うから、傍に寄ろうとするだけの話だ。怖ろしいものでも災いを為すものでもない。

 家にまでついて来たのだが、哀れなので、それから半日の間お焼香をした。