日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎病院にて

◎病院にて

 病院で医師や看護師と話をした。

 今の患者の出方は、やはり「もはや千人二千人の規模ではない」ということ。

 これは素人考えでも分かる話だ。

 数日前、娘たちには「もはやパンデミックは避けられない。そうなったら、医療をあてにしても容量オーバーだから自助努力で凌ぐしかない」と連絡した。研究員の長女はともかく、次女は流通だから、毎日不特定多数の人に会っている。

 「我々のような患者は、たぶん最初に死ぬが、受け入れ先が無い状態で十日くらい家で寝ていて死ぬよりも、数日で死ぬ方が苦しみが少ないかも」

 すると、看護師は「障害を持つ人はたぶん最初に診て貰える」との答えだった。ま、流行する頭の方で、すぐに罹患し発症するという意味だ。

 割と罹り難く、大量に患者が出てから罹患した人は、自宅に放置されるかもしれんらしい。

 我々障害者は、たぶん、今の通院先の隔離病棟が受け入れることになるらしい。隔離施設が満杯になるので、必然的にそうなるとのこと。そうなると、世話をする医師・看護師の方も命懸けだ。

 

 今はサクサクと検査を行い、健康な人と感染した人を分けて対策を立てていかねばならんのに、数千人の検査すら出来ないのが今の体制だ。

 民間の会社に委託すれば、検査を受け付けられる人数は全然違うらしいが、今の厚労省は対策らしい対策が見えない。ま、自己判断する立場にはない。

 政治が決断して、先に進めないと動けないのだが、その政治が何も決断しない。

 

 安倍総理は例によって「最大限の努力を払い」みたいな抽象的な話しかしないし、厚労省は形式的な患者数を少なくしよう、少なくしようとしているようだ。

 もはや東京五輪がどうのと言っている場合ではない。

 五輪なんかは、生きていれば、来年でも何年か後でも開ける。

 

 嘘やごまかし、情報隠しで凌いで来たから、こんなことになる。

 今はどう言葉を取り繕っても、ウイルスには通用しない。

 これからひと月で何万人もの患者が出る可能性がある。

 危機を煽るつもりはないが、休めるなら極力休み、人込みに出ない方が良いと思う。

 少なくとも混雑した電車には乗らないことだ。大幅な時差通勤を提案すれば、今は受け付けて貰えると思う。会社の誰かが罹患し、それを社内に持ち込んだら、その会社はおそらく潰れてしまう。今は「緊急避難が必要な状態」と思いなすことだ。

 数か月から半年あれば、概ね決着はついている。

 

 ところで、第六感の世界でも、今は異常な事態が起きている。

 昼夜構わず、「この世ならぬ者」がバッタバタと音を立て、声を上げている。

こんなことはこれまで一度も無かった。

 そうなると、まずはこのひと月を無難に生き残ることだ。