日刊早坂ノボル新聞

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◎アベノマスク 450億

◎アベノマスク 450億

 「マスク2枚配布」の費用が4百数十億だという。

 もはや「筋金入りのタコ」だ。

 

 公有地に工場を作ることを前提にすると、土地代がタダだから、建物と機械に20億ずつ使っても、20か所のマスク製造工場が作れる。

 その上に当座の運転資金を1億2億付けられる。

 その工場が本格稼働すれば、何億枚の生産が可能になることやら。

 「無料で2枚の布マスクが貰える」のと、「店に行けばマスクが買える」のと、どっちがいいのか。

 こんなの考えてみなくとも分かりそうなものだが。

 

 安倍政権の欠点は、取り巻きの「思い付き」のアイデアを、そのまま採用してしまうところにある。その取り巻きは、一般市民の生活感覚とはまるで違う生活をしている。

 こういうのは専門家に聞く必要などまったくなく、秘書に「ちょっと街の人の意見を聞いてこい」と言えば、もっと効果的で安価な案が作れると思う。

 ちなみに、当家では布マスクなら家で余るくらい作ったので、知人に贈呈している。

 コーヒーの紙フィルターを型紙にすれば、あとは切って縫うだけ。1枚に20分かからないから、これを「出来ない」と言うのは、単に億劫なだけ。

 問題は「耳掛けゴム」で、刺繍店では手に入らなくなって来た。でもこれも、ただの紐で結べば良い。

 周囲の人たちも概ね同様で、病院によく行く人は切実だから、とっくの昔に作って使っている。「マスク2枚」なんて「今さら」の話だ。

 

 家人によると、「安倍総理は、トランプの娘だというだけで、表札だけの団体に60億くれてやる人なんだよ」なそうだ。

 「女性のためのドータラドータラ」と言ったって、その団体の維持費、すなわちメンバーの報酬に消えるだけ。

 結局、ただのご機嫌取りだが、自分がご機嫌取りをする者は、自分も受けるのが当然だと思っているのが常だ。融通し合っているから、それを受けられぬ人の気持ちなど塵ほども分からない。

 

 ひとの価値は「舐めた苦渋の数」と「それをどうやって乗り越えたか」で決まると思う。

 「マスク2枚配れば国民が喜ぶだろう」という発想は、「脳に欠陥がある」としか思えない。あまりにも庶民の生活を知らなすぎる。