日刊早坂ノボル新聞

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◎アベノマスクの真実

◎アベノマスクの真実

 昨日、家人が気付いた。

 「安倍総理の奥さんは、ダンナさんに手作りでマスクを作ってあげないんだね」

 ギャハハ。これには真実の一端がある。

 

 小池都知事は独身だが、周りの職員の誰かが手作りでマスクを作ってくれる。

 多くの有名人には、ファンが手作りマスクを送ってくれる。

 世間のダンナさんには、妻か娘が余り布でマスクを作ってくれる。

 

 このため、今や日本中が「アベノマスクは要らない」と言う。

 「布のマスクならもう持ってるし、アベノマスクは何時まで待っても届かないから」

 また、市井のドラッグ店に紙マスクが並び始めたから、布マスクの必要性が薄れた。

 「配布を止めるか、備蓄しとけばいいのに」と誰もが思う。

 

 でも、安倍総理は内閣の中で、今も一人だけアベノマスクをつけている。

 (これは事実だ。閣議の様子を見ろ。)

 となると、安倍総理を取り巻く「真実」はこれだ。

 

 奥さんは手作りマスクを作ってはくれない。

 内閣府の職員は、手作りマスクをプレゼントしてはくれない。

 国民の「誰か」が手作りマスクを官邸に送ってもくれない。

 そんな状況だ。

 

 でも、これは「事実」ではないかもしれない。

 「全国民にマスクを配る」と大見栄を切った以上、そのマスクを総理自身が着けて見せなくてはならない。

 だから大臣の誰もが特製の上品なマスクをつけていても、安倍総理だけはアベノマスクを着け続ける。これが「事実」なのかもしれない。

 

 しかし、その最後の「意地を張り続ける」ところが、これまで通りで、かつ最も「悲しく哀れな事態」だと思う。

 頭ひとつペコリと下げられるのであれば、たぶん、この数年の国会で無駄に時間を費やして来た「諸々の問題」が簡単に終わっていた。

 「ちょっと私の考え違いでしたね。お詫びして訂正します」

 これで国民の怒りはすうっと鎮まったと思う。

 でも実際は「もしそんなことがあるなら、私は総理を辞めます」だった。

 そこからは不都合な状況が続出した。

 そうなると、「事実」を取り繕う必要が生じる。

 そのために「募ったが、募集はしていません」みたいな禅問答みたいなのばかり聞かせられてもね。さすがにウンザリだ。

 

 「女性とホテルのひとつ部屋に泊ったが、不倫はしていません」みたいな。

 (「政策の勉強をしていました」のようなことを言った人が現実にいたわけだが。)

 あるいは「本気のお付き合いだから不倫ではありません」みたいな。

 

 また、そういうところの矛盾点ばかりを突こうとする野党の「芸の無さ」も愚かしく、与野党とも「もう少しましにならんのか」と思わせる。

 こういう伏線があるから、今の知事の振る舞い方が見事に思えてしまう。

 実際には、知事は知事として当たり前のことをやっているだけだ。

 国会では誰一人「当たり前のこと」をやらない。

 

 ちょっと前の「小池きぼうの党」が「先行種」だったとすると、次の選挙辺りでは、与野党とも手も品も替えぬと、突然現れる「別の保守」に食われる結果になりかねない。

 今のところ、与野党とも、良いところ「まるで無し」だろう。