◎夢の話 第787夜 庭先に
17日の午前1時に観た夢。この日は調子がイマイチで、夕方、チューハイをほんの少し飲んだら、歩けなくなってしまった。そのまま深夜まで寝込んだが、最後の夢がこれ。
玄関の扉を開くと、庭先にゴミの集積所が出来ていた。
「ありゃりゃ。もうウチの当番なのか」
一年ごとに当番が替わり、家の前の道にゴミ集積所を設けることになっている。その当番に当たっているということだ。
見ると、ネットが掛かっていない。
「カラスが来ちゃうかも」
ネットでゴミを覆うことにした。
ゴミの山に近づくと、その陰に思わぬものがいた。
「おお」
玄関前の道との境界に、犬が三匹座っていた。
「何じゃこれ。でかい」
犬のことには詳しくないが、確かマスティフ犬ではないか。
その大型犬が三匹、地面に尻を下ろして座っている。
「野良犬?なわけないよな」
マスティフ犬の野良犬なら、すぐに通報されて捕まってしまう。
首元を覗いてみるが、首輪らしきものをしていない。
「また、なんでウチの前に」
マスティフ犬は、原則、大人しい犬の筈だ。
驚かさないように近づくと、三匹が揃って俺の顔を見た。
動物が時折見せる、あの「ひとを頼る」視線だ。
「そこが可愛いと思う人が多いだろうが、俺はそういうのは苦手なんだよ」
何故って、そりゃ理由は簡単だ。
誰もいない筈なのに、時々、「助けてください」みたいな声を掛けられることがあるからだ。しかも、割と回数が多い。
「だが、通報したとして、もしどこかから逃げて来たヤツらだったが、三日で殺されてしまう」
それが分かっていて、こんな大人しいヤツらのことを通報出来るかどうか。
うーん。
「ウチでは飼えないよな。でかすぎるし、俺は動物の毛のアレルギーだ。女房は犬に嫌われる性質だから、絶対に許さんだろうし」
妻はどういうわけか犬に嫌われる。ほとんどの犬が妻を見ると吠え掛かるのだ。
道を歩いていて、他人の家の前を通る時でも、その家の中にいる犬が盛んに吠え掛かる。妻の姿が見えるわけでもないのに、ワンワンキャンキャン吠える。
「参ったな。どうしよう」
俺が内心で迷っているのを悟ってか、犬たちが一層、縋り付くような目で俺のことを見詰める。
ここで覚醒。
何を示唆する内容なのかがまったく分からない。
「三匹」は子どもたちの数と同じだが、はて?
良い感じなのは、「ゴミ当番」が当家に当たっていることだ。
当家にゴミ当番が来るのは二年後で、その時にも「生きている」という設定だ。
ま、単なる願望かもしれんが。