◎今日の四文字熟語は 「▢気▢発」
この日はいろいろな出来事があったが、ひとまず帰路にエレベーターのモニターに映し出された問題はこれだ。写真を撮影する心の余裕は無かった。
「▢気▢発」
思わず、「ありゃ。使ったことがねえぞ」と呟く。
ま、とりあえず言葉遊びから。
「元気一発」 : 耳に馴染んでいる気がするが、なんか違う。すぐに前段が「ファイイト」だと思い出した。「ファイト」、「いっぱあつ」!!
「嫌気爆発」 : 三十年も連れ添った夫婦が還暦を過ぎて、突然、離婚。奥さんがダンナに三下り半を突き付ける。「あんたが定年になるまで我慢しようと思っていたの」みたいな。
「吸気咳発」 :アレルギーがありまして。
幾らでも出来そうだ。
冒頭の問題の答えはこれ。
「才気煥発(さいきかんぱつ)」 : 優れた才能が輝くように自然と溢れ出ること。
「才気」はすばらしい才能や判断力。 「煥発」は輝くように溢れ出る様子を指す。
なるほど、私が使ったことが無く、頭に浮かばぬのも頷ける。
どれを取っても凡庸で、つまらぬことをクヨヨクヨと考えてばかりいる。
殆どの人は、「自分には縁が無いよ」と思うのではないか。
ま、「俺ってスゴイ」と思えるほどバカではないとも言える。
特に語源のあるような故事成語ではなく、言葉通りの意味のよう。
類義語には「才起横溢」みたいな言葉もあるようだ。こちらは本当に知らない。
反対語は「浅学菲才(せんがくひさい)」。
こっちなら、頻繁に目にするし、「俺にピッタリ」だ(大笑)。
「菲才」は「非才」だと思っていたが、「菲」が珍しい漢字なので「非」を充てたということらしい。
「菲」は、「薄い」「粗末」「わずか」「かぶらに似た野菜の一種」などの意味をもつ漢字ということ。確かに、冷静に考えると「非才」では「才に非(あら)ず」で、意味がおかしい。
ちなみに地面から生える細くて粗末な葉っぱが「韮(にら)」。これは文字の通りだ。
勉強になるなあ。