日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎雌ライオンの視線(581)

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令和三年五月十二日撮影

◎雌ライオンの視線(581)

 髪が伸び「いかにも病人」風のボサボサ頭になって来たので、散髪に行くことにした。

 だが、どこに?

 床屋は接触型ビジネスだから、客も理容師もリスクが少し高い。

 考えた末に、朝一番で「前に一度行ったことのある千円カット」に行くことにした。

 ちなみに、そこには美人理容師がいる。

 その女性には二十二歳の子どもがいるそうだが、外見は三十歳台半ばだ。コリコリ体型だから、きっとスポーツをやっていたのだろう。おそらく陸上辺り。

  

 そこでその美人理容師に会うために・・・ではなく、その理容師の生き方・暮らしぶりが安心出来るので、そこに行くことにした。

 前回、あれこれ世間話をしたが、持病のある母親のことを案じていたから、自身も含め、必ず「感染予防を徹底する」ということだ。 

 

 その店は理容師が男女一人ずつで、客が各々に先客がいたが、幸いあの女性らしき理容師の方に回った。

 「らしき」と言うのは、前回よりさらに若く見えたことによる。

 「ありゃりゃ。同じ人なのか?」

 別人なら少し勝手が違う。

 

 鏡で見たが、どうやら前回と同じ女性のよう(自信無し)。

 そこでまずおべんちゃらから始めることにした。

 「理容師さんは、二十歳を過ぎたお子さんのいらっしゃる方でしたっけ?」

 「そうです。いますよ」

 「前に一度刈って貰ったのですが、どう見ても中一のお子さんがいるくらいにしか見えんですね。すごくお若い」

 実際、三十五歳くらいに見える。これは本音だ。

 理容師さんは「やだ。それじゃあ、マスクは絶対外せませんね」と笑った。

 

 ここで内心、「しまった」と思う。

 おべんちゃらは三倍の大きさで言うのが定法だ。ここは「小学校の下の方のお子さん」だろ。

 「噓でしょ。これは本気ではなくお世辞だ」と分かる大きさで、かつ現実から「付かず離れず」のところを突くのが、正しいおべんちゃら術だ。

 ここは「法螺」と同じで、現実から離れていると「嘘」になるし、近すぎると「何か魂胆がある」ような印象を与える。「法螺だな」と分かるような威勢も景気も良いサイズが必要だ。

 

 ま、いずれにせよ大きくしくじらない限りは、お世辞を言われて嫌な気をする人はいない。

 「偏屈で人間嫌い」が相手だと、まったく逆で、お世辞を言うと腹を立てる人もいる。

 私なら「何それ」と矢のような批判を返すと思う。偏屈なんだから仕方ない。

 

 すぐに話に入る。相手は理容師で、話すのが仕事のひとつだ。

 これひとつが上手なだけで、床屋は繁盛する。

 それから、たった十五分の間だが、あれこれと色んな話をした

 主要な関心は、やはりコロナで、母親に心臓の持病があるので、接種をどうするかを心配していた。

 そこで、看護師ら医療従事者が受けた前後の状況を教えてあげた。

 

 床屋を出た後、大きく迂回して神社に行った。

 まだ午前中だし、普段よりずっとお気楽だ。

 五月だし、午前中なら、まず違和感を覚えるような事態にはならない。

 梅雨が終わるまでの間は、「急に腕が膨れたり」することもない筈だ。

 

 だが、ほんの少しだが、気になる点はあった。

 人影らしい人影は出ず、煙はごく僅か。画像(光)の歪みもほとんどない。

 それでいて、どこからか「視線が向けられている」のを感じる。

 気になる箇所を拡大してみると、やはり視線(眼)が幾つか出ていた。

 この時期は「あの世」を遠くに感じるが、どうやら「いない」わけではなく、「検知(見聞き)し難い」ということだけのようだ。

 

 鮮明でないものもあるが、イリスの仲間たちだと思う。

 まるで、「雌ライオンの群れ」に見られているような心持になる。

 さて、雌ライオンの視線の先にあるのは、果たして「雄ライオン」なのか、はたまた「トムソンガゼルやバファロー」なのか。

 どっちかを選ぶなら、やはり前者の方がまし。

 死んだら、私も同じダークサイドの側なんだから、今は近づくな。

 

 ちなみに、体調が悪い時、悪くなりそうな時には、必ず「あまり色の良くない煙玉」が体の近くに出るのだが、今回はそれが出ていた。

 最初に煙が出始めて、これが球(玉)状に固まる。この時には、玉の周りの四方に「筋」が出ているように見える。実際は周囲から集まって玉になるようだ。

 丸い玉でいる間はごく一瞬で、次にこれが崩れ始めて消えて行くが、この時の色は白ではなく周囲の色に近いものになる。ここでは緑色なのだが、これは後ろに木々があるためだ。

 実際、この数週間は、体調がイマイチで、かなり怒りっぽくなっていた。

 これも「毎日が命懸け」なので致し方なし。

 他人はそんな状況など分かる筈も無いから、極力、他人との付き合いを避ける方が無難だと思う。