日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎穴は開いている(625と626)

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令和三年十二月十三日撮影

◎穴は開いている(625と626)

 昼頃に床屋に行った。見計らっていたわけではないが、いつも美人理容師に当たる。

 三人の理容師がいるが、常にこの人になる。

 最近、めっきり髪が少なくなったので、「頭頂部に合わせて下さい」と告げると、理容師は少し当惑した雰囲気だった。そこで「四センチくらい」と言い直した。

 「刈り上げますか?」

 「刈り上げたら寒いかも」

 すると、理容師は「大して変わりませんよ」と答えた。

 そりゃそうだ。いずれにせよ髪の毛があまり無いから、どっちでも同じだった(苦笑)。

 鏡を久々に見たが、私と同じくらいの年頃だった頃の父にそっくりになってきた。

 

 床屋を出ると、急に思い立って神社に行くことにした。

 このところ、腹の調子が悪いから気分転換だ。

 何だか、クレゾールでも飲んだように「常に煮え滾っている」感覚がある。

 「さすが、秩父で腹に煙玉が出るだけのことはある」

 それと、うっかり稲荷に近寄って、拾った悪縁は人事をすっかり壊している。

 想像したことが総て現実になるから、私の直感もあながちただの妄想ではないようだ。

 もちろん、全然嬉しくない。うんざりする。

 

 神社の境内に入ると、いつも感じるところの「気の流れ」をまったく感じない。

あれあれ、まさか「(あの世に通じる)穴」が閉じたりしたのか。

 「こりゃどうしたことだ?」

 参道を歩くと、左手の山の木々が伸び過ぎていることに気が付いた。

 この六年くらいで背丈が伸び、枝も広がったから、日差しを隠すようになったのだ。

 正午頃にこれでは、開運神社は謳えない。

 間伐をして、枝祓いをしないと、この急斜面では、いずれ木々が倒れて来ると思う。

 「営林署は何をやっている?」と思い掛けたが、私有地の樹には口を出さないのだろうと思い直した。

 

 神殿では「いい加減トラが私を迎えに来てくれますように」と祈願した。

 クレゾール腹を抱えていては、生きる気力すら損なわれる。

 もう十分だな。撤収して、トラと同化しよう。

 

 神社を出ると、次に能仁寺に向かった。ここもいつものルーティンになりつつある。

 お焼香をし、不動堂にご挨拶をした。

 お寺を出ると、今度は「湧き水を汲みに行く」ことを思い立った。

 お腹の調子が悪いから、カルキは抜いた方がよい。

 そこですぐに出発し、名栗に向かった。

 この地の湧水には、多くの人が訪れるのだが、入れ物をニ十個も持って来ては、延々と注水している者がいる。かなり待たされたが、さすがに二十個はやり過ぎだと思う。加減を知れよな。

 

 車に乗ろうとすると、突然、頭の中に声が響いた。

 久々に「アモンさま」のご帰還だった。この時の「声」はもの凄く大きいから、自身の考えることではないとすぐに分かる。

 「お前はそれでよいのか」

 ここからの内容は、他言出来ない。

 もちろん、「因果応報」を旨とするアモンさまだけに、もの凄く凶悪なことだ。

 アモンはこれから起こすことを詳細に語った。そのために必要な手助けについても。

 「だから、この俺に願え」

 おいおい。コイツはたぶん、簡単に望みを叶えてくれる。

 体も良くなり(一時的に)、現世利益も果たしてくれる。十億くらいは簡単にくれる筈だ。

 だが、借りを作った後には、とてつもなく重い「返し」が待っている。

 

 体調でも人事でも苦しめられている身だ。誘惑は大きい。

 アモンのことを知らねば、申し出に応じる者は多いと思う。

 

 帰路、もう一度神社に参拝した。

 アモンの姿を見たのは、この神社の中だったから、ここで収めるしかない。

 一日のうちに二度同じ神社に参拝したのは、トラがいた頃に数度あっただけだ。

 

 帰宅後、画像を点検すると、目視はし難いが、きちんと寄り付いていた。

 トラに「迎えに来てくれ」と念じたことで、死の気配が漂ったためらしい。

 「でっかい女」が早速寄り付いていた。

 

 この日のことを思い返すと、確かにアモンさまの言う通りに「天罰を与えたい」者が沢山いるなあ。