◎二月二十一日の補足 「少女」
六年前の画像に関する補足になる。
「少女」の頭の付近にもはっきりした煙玉が出ていた。障子が白なので目立たなかったようだ。
「少女」の腕が後ろ側に曲がっているので「背中を向けている」と解釈したが、前に子ども(男児)がいて、「少女」の腕が隠れたので曲がって見えたようだ。
実際にはこっちを向いていたかもしれぬ。
いつも「幽霊だとさすがに気持ち悪いから、あまりはっきり顔を出さんでくれ」と伝えているためか、顔の部分は不鮮明だ。笑っていたりすると、悪意はなくとも気色が悪い。こういうのは本質的なものだから、許して貰うしかない。
六年前にはまったく気付かなかったが、今は瞬時に「変だ」と気付く。
経験が裏打ちしたものか、あるいは漱石化が進んでいるのかは分からぬ。
もちろん、悪意は無さそうなので問題はない。
今は悪意を持つ者が息を潜めている。
総てが裏目に転ぶのも、手を添えている者がいるからだろうと思う。
ま、なるべく腐らずに、努めて明るく考えると、悪縁は自ずから去って行くとは思う。
もう少し、我慢の日々は続く。
「かたち」がほとんど分からずとも何がいるのかは分かるようになっては来た。
これでは、もはや常人の生活には二度と戻れぬと思う。