◎夢の話 第1K43夜 刺される
十五日の午前二時に観た短い夢です。
建物の中を歩いている。
すると、突然、背後からいきなりぐさっと背中を刺された。
乾草を掬う時の「フォーク」みたいな農具だ。
ひと突きが致命傷で、「俺は数分で死ぬ」と自覚した。
後をちらと見上げると、俺に不意打ちを食らわせたのは、知らぬ男だった。
「ま、死んでも終わりではない。行きがかり上、コイツやコイツの周りを取りコロしてやらんとな」
まずは小さい者から。
不思議と痛みを感じない。
命に係わる外傷を負うと、あまり痛くないと聞くが、本当だった。
ゆっくりと覚醒。
自身が死ぬ夢は吉夢なのだが、安らかに死んではいないので、これはあまり良い夢ではない。
何となく、「フォーク」は「病気のことだな」と感じる。
「男」は稲荷の傍にいた悪縁かもしれん。