

◎ジェノベーゼ、からの
パスタのジェノベーゼのレシピを見ている時に、パッと思い付いた。
「バジルを置き換えると、別の素材でも作れる」
我が街「狭山」なら、お茶だな。
ま、抹茶系のパスタソースなら、既に幾らでもありそうだ。
だが、生茶葉をミキサーにかけて潰してソースにするのは、お茶どころでないと出来ない。
お茶の若葉の採取時期は一年に幾度かあったと思うが、その時期だけ食べられる。
「場所と季節を選ぶ」のは、今の時代は差別化に繋がるから歓迎だろ。
地産地消で、狭山でも地域産品の開発が奨励されているが、殆どがスイーツだ。お茶のスイーツの完成形が「キットカット」だから(異論は様々)、あれには勝てない。
なら別路線に突き進む方が面白そう。
すぐに試作しようと思ったが、生憎、今は生茶若葉が手に入らない。
それなら、中間型で施策を積み重ねて置くに限る。
「バジル」の代替品なら「春菊」で良さそう。
春菊を潰し、ナッツとジャガイモを加える。あとはオリーブオイルと粉チーズの流れで、ジェノベーゼのつくり方に沿っている。具には海老を使った。
地産地消を念頭に置くなら、ナッツは「落花生」だ。この辺はこれもよく栽培している。あるいは、飯能の「栗」。
いずれも舌触りを滑らかにするために、下茹でする必要がある。
実際に食ってみると、春菊も悪くない。
春菊は生で食べると、聞くの香りがまったく無いが、熱を加えると、ほんのり菊花の匂いがする。
味が淡いので、隣にベーコン料理か、鶏のココナツソース焼きみたいな味の強いものを添えると良さそう。
チーズや肉系を控えれば、ヴィーガンやハラールの人にも対応できる。
今のところ、アクセントが何か足りないが、お茶の季節までに考えることにした。
ちなみに、春菊最強説はあながちイケてるかもしれん。
大概の香味野菜の代わりになる。