日刊早坂ノボル新聞

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◎中山記念の馬番バイアス

中山記念の馬番バイアス

 まったく別のスレッドで、「操作のまったく入らぬ方法」で、懸賞(抽選)を行い、くじを引き当てた人に商品を贈呈している。

 そのための手続きとして、競馬のレースの優勝「馬番」を予想して貰うことにしている。ただ、実際に走る馬が、ゲートのどこに入るかが分からぬ時期に選んで貰うので、既知の情報は「競馬場」「馬番の数」だけだ。

 予想や操作が介入することが出来ず、「運」だけで結果が決まる。

 競馬のレースは最大18頭までの出走で、賞品が当たるのは5着まで。それなら、ほぼ1/3の確率で「何かが当たるか、あるいは外れるかする」という状況が生まれる。

 これは、確率論から言えば、「配当が期待できる」という内容になる。

 今のところ、これに気付いた人は数人だが、いずれどっと増えると思う。

 さて、この懸賞では、参加者が扱うのは「馬番」だけで、そこにどの馬が入るのかを知らない段階でその数字を選ぶ。

 「馬の状態や競走成績」「騎手の能力」などの情報は、まったく役に立たない(使えない)。

 その状況であれば、手掛かりを得る手段はひとつしかない。

 それは「馬番による有利・不利はあるのか」という観点だ。

 「競馬場」「コース」と、「馬が入る位置」だけが素材なら、それを切り取って眺めた時に、どう見えるのか。

 試験的に「馬番だけでレースを眺める」作業を行ってみたが、割合、役に立つかもしれぬ結果が出た(フェブラリーステークス)。

 

 「瓢箪から駒」になるのかどうかは分からぬが、暫くの間、観察を続けてみることにした。

 操作は簡単だ。「馬番以外の情報を捨て、それだけでレース結果を眺めた時に、競走成績に何らかの有意な傾向が生まれるかどうか」という視点で、これは要するに端的に「馬番による有利不利があるのか」と言い換えることが出来る。

 

 解説が面倒臭くなって来たので、省略するが、操作方法は画像の通りだ。

 成績上位の馬番に序数カテゴリーを与え、その加重平均値を見た時に、ランダムに選択した時の想定範囲を超える水準に達する馬番がある。

 具体的には「5」だ。

 また、その逆に、全然、平均レベルに達しぬ「馬番」もある。

 現状での見え方は、画像の中に記してあるが、このまま何レースかを重ねてみて、視角の使い方を検討しようと思う。

 

傾向と対策

 なぜこの傾向が生じたのかを探ると、まず二月末中山開催の二日目だということが挙げられる。前回債はひと月前だが、Cコースを使っていた。
 今回はAコースで、柴は内側の方が良好だ。

 中山は「内枠が有利」とは、よく言われることで当たり前だが、こういう処理をすると「どれくらい有利か」を数量で表すことが出来る。

 もちろん、レース自体は、馬の状態や適性、騎手など、様々な要因によって方向づけられるから、あくまで「ひとつの視角」という意味範囲に留まる。