

◎古貨幣迷宮事件簿 「抽選会の概況と結果について」
古貨幣に関するスレッドなのに、素材は競馬の話だ。
と言っても、G1フェブラリーステークスの予想を絡めるわけではない。
ポイントを取得した参加者は、15日、すなわち枠番決定以前に、自身の好む数字を選んで貰っているので、事実上、「めくり勝負」であり、「抽選」になる。
要は、「引き」が強いかどうかにかかっている。
二月八月は、全般に購買意欲の薄れる月なので、今回の参加者は4名のみとなっている。出走頭数は16頭なので、当選確率は5/16で、概ね一人が五等までの何かに当たる。(一名漏れていましたので訂正しました。)
前回は出走頭数がわずか十頭で確率1/2となり、参加者が五人だったから、全員が当たってしまう可能性があった。主催者としては、抽選会の開催には何ひとつ利益が生じぬので頭を抱えるところだった。
ちなみに、盆回しの方には3名の方が札を入れて貰ったが、この二方は対象がいつもかち合っており、同価先着順にて落札者が決定することが多い。これと思う時には、気持ち数百円でも足しておくと、有利に働くと思う。
食指の伸びる水準が同じところなので、ひとの関心は似通っていると言える。
抽選会の方は、レースに出る馬とは関わりなく数字だけを選択するので、事実上、「運次第」になる。ただ、競馬場のコースにはそれぞれ特徴があり、馬番(ゲートの位置)によって、有利不利が生じることがある。
そこで、フェブラリーステークスの過去十年の競走成績を馬番別に見てみる。
具体的には、過去十年間のレースの競走成績について、1着=5点、2着=4点、3着=3点、4着=2点、5着=1点のポイントを与え、その得点を合計する。
これにより、馬番別の「強度」が分かり、単純に馬番だけを眺めた時の有利不利に関連した数値化が出来る。
今回、参加者が選んだのは、「3」、「4」、「6」、「12」の三つなのだが、過去においては「6」が強度的に優れた数字(馬番)と言える。「3」も割合良い方で、時々上位に来ている。
ついでなので、少し遊んでみる。
仮に馬番によって、何らかの有利不利があったとする。さらに、各々の着順に対する期待の高さを示す「人気」があるから、この人気(期待値)に対し、馬番ポイントを乗じれば、期待値を幾らか「馬番の有利不利」で修正できる。
これには、人気を逆順にして、人気が高ければ大きな数字になるように組み替えて、馬番の出目(加重和)に乗じればよい。
「人気」は馬券購入者の各馬に対する期待を示すもので、これにゲート馬番について「過去と同じようなバイアスがかかる」と見なすことで、期待を幾らか実質化できるというわけだ。
(もちろん、馬の能力などは一切勘案しないから、限られた一側面だけを眺めたもので、実際の馬券予想には使えない。)
これによると、「調整後の期待度」が最も高いのは、6番メイショウハリオだ。
6番は選択されているので、今回は一等を引かれてしまうかもしれぬ。
座主としてはヒヤヒヤしながらレースを観ることになりそうだ。
ま、当籤者が出るのは目出度いことだから、出ればもちろん、祝福する。
ちなみに、このレースは上位の馬に人気が集中しており、あまり購買意欲をそそられぬ状況となっているが、もしこの馬番期待度の順番通りに並ぶなら、三連単は割と高配当だ。試しにほんの少し買っておく。
レースは本日の午後三時四十分発走となっている。
◎抽選会の結果について
先ほどレースが終わり、下表のとおりの結果となりました。
3等、4等の当籤が出ております。
大変おめでとうございました。
ちなみに、1着から4着までは、「馬番期待値」の上位馬と同じなので、上位から買うと三連複馬券が的中します。枠馬番のコース形態にくせのある馬場では、それなりに参考になるのかもしれません。今回そのまま買ってみたので、三連複は一点買いで的中しました。
三連単をボックスにして置けば、これもあっさり的中出来た筈ですが、これは限定的な視覚なので、あまり信用せず、フォーメーションにしたので、こちらは不的中でした。
ま、たまたま固いレースだったからというのもありますが、並び方がきれいなので、これはこれで検討の余地がありそうです。