WBC日本戦での先発投手は、あまりにも球が遅すぎるので、最初のうちは日本の打者がタイミングを合わせられなかった。正確には、先発サトリア投手はストレートが126キロで、女性タレントの稲村亜美さんの投げる球よりも遅い(w)。
日本の高校野球の選手よりも断然遅いのだが、そこが逆に痛快だ。
チェコに先に点を取られた時には、「日本チームはスペインとドイツに勝って、コスタリカに負けるヤツだよな」と頭に浮かんだ。
だが、さすがにそんなことはない。
チェコのチームはアマチュアでふだんは医師とか技師さんたちだ。だが、欧州予選を勝ち上がってここまで来たそうで、野球との向き合い方が真摯だった。
草創期のメンバーは、自分たちが日に日に進歩していることを実感できるだろうから、さぞ楽しかろうと思う。
オーストラリアと韓国を倒せば、予選突破もあり得るから、一泡吹かせて欲しいもんだ。
素人集団がプロ選手に立ち向かうってのが、面白可笑しいから、韓国かオーストラリアのいずれかに勝ったりすれば、もはやサクセスストーリーだ。
いずれ映画になるんじゃないかと思うし、して欲しい。
少年たちみたいな表情は、野球のみならず、スポーツの原点が何だったかを教えてくれる。
この感じは観ていて楽しい。
チェコが参加してくれたことに感謝すべきだと思う。