日刊早坂ノボル新聞

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◎時事短評 今日のあれこれ R060112「そんなつもりはありませんでした」

時事短評 今日のあれこれ R060112
「そんなつもりはありませんでした」
 以下は「日刊ゲンダイデジタル」からの一部引用。
 「たむらけんじ(50)が現地ラジオ番組「たむけんがLAにいるよ~!」で、「そういう飲み会があったというのは事実です、ありました。ただ、記事に書かれているようなことを目的とした、そういうものでは決してなくて、僕の感覚では合コン、女性と一緒に飲む飲み会的な感覚でやってしまった」「今考えるとこのような会をすること自体がよくなかったんやなと、やらなければよかったなと、今、後悔もしていますし、反省もしています」と報道について言及した。」引用ここまで。

 すごい。文春報道をたむけん氏は「ほぼ肯定」している。
 「そういう出来事はあるにはあったが、そんなつもり(女性上納)はありませんでした」という釈明だった。
 飲み会はやったが、「松本氏が素人女性を食った(かもしれん)」のは、あくまでその当人たちによる「なりゆき」です。という風に解釈できる。

 当事者、主に松本氏と小沢氏は「強制性交で刑事罰を受けぬ」ことを最優先して対処しているが、たむけん氏はスタンスが違う。「事実無根」とは言わず、「飲み会」までは肯定した。
 「その先は与り知らず」と言う話だから、松本市と女性との間に何があったにせよ、自分は知らない。おそらくこの人は一緒になり女性を食ってはいないから、こういう言い方が出来るのだろう。
 すなわち、自己保身のための供述であり、同時に松本氏を切り捨てる振る舞いだとも言える。

 だが、あっさり一部を認め、反省と謝罪を口にする分には、眺める側の心象がかなり違う。情状酌量の余地が生まれる。

 まだ松本氏や小沢氏、吉本の初期対応よりはまし。


 勘違いをしている人が多いが、「合意があったかどうか」は「強制性交」の成立には関わるが、より問題なのは「芸能界で生きていくためにはそれくらいの奉仕をしろ」と言う方向に持って行ったことだ。「限りなく強制に近いハラスメント」であって、モラルを問われる。結果的に女性が応じたかどうかではなく、それを持ち掛けた時点でアウト。
 会社の中で、上司が女性社員に「出世したけりゃ俺とセックスしろ」と言ったら、パワハラどころの騒ぎではなくなる。

 扱いを間違えると、吉本興業はJ事務所どころの騒ぎではなくなるかもしれん。
 たむけん氏は「半落ち」状態だが、既に吉本所属ではないのだそうだ。なるほど。
 こういうのは、「その場に同席しており」「メンタル面が弱そうな」人をあたると、簡単に「完落ち」すると思う。
 既にネットでは名前が挙げられており、「Y崎さんなら簡単に落ちる」と噂になっている。

 ところで、興味深いのは、漫才の「相方が一緒に飲む」ことは少なかったわけだ。別々の仕事が多いのかもしれんが、「どこぞの飲み会で」の話に相方の名前が一切出て来ない。