日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

明治を偲ぶ

イメージ 1

イメージ 2

昨日は日中に数時間ほど空き時間がありましたので、幕末から明治・大正までの写真資料を開いてみました。
文言ばかり読んでいると、抽象的な思考ばかりに偏りますので、時々は生活・文化、習俗に直接目を通す必要があります。

そのうちの1冊、「回顧八十年史」という書籍では、明治中期の名妓、すなわち芸妓さんたちの写真を発見しました。
明治三十年代だと、もはや今から数えて百年くらい前になりますか。
はるか昔の子どもの頃に「明治百年」の記念行事を見た記憶がありますが・・・(齢がわかりますね)。

全員が着物姿で、ほとんどが髪を結っており、時代の違いを感じさせます。
しかし、あれまあ!
今でも「かなりの美人」と評されるであろう女性が何人もいます(写真)。
文化・習俗は移りかわっても、人は変わらないものと見えます。

1枚目は、赤坂・春本の萬龍姉さん。
後に早大教授の岡田信一郎氏の夫人になった由が記載されてます。
(さすが早大。)

2枚目は、洗い髪のお妻姉さんの像。
明治二十年代には「侠妓」として有名な女性だったということです。
きっぷが良かったという意味でしょうね。

1人ひとりにどんな人生があったことでしょう。
写真1枚で様々な思いを抱いてしまいます。

心を込め、合掌です。