元々、サッカーにはほとんど興味が無く、スポーツの放送は大リーグが最優先だったのですが、女子サッカーだけは例外です。
やはり何度観ても、面白いですね。何故でしょう。
優勝してチームが帰国した後は、テレビで盛んにメダリストたちが紹介されています。
川澄選手などは、スポーツ選手としては小柄なので、外見はごく普通の女の子に見えます。
太腿の筋肉が「もの凄い」ことを除けば、言動も今風の若い女性に見えてしまいます。
その、ごく普通の女性が、あの「夜空を切り裂く」ようなロングシュートを放つとは。
その辺りが「面白さ」の所以でしょうか。
ドイツの選手にせよ、スウェーデンの選手にせよ、日本チームよりは、はるかに体格が良かったし、身体能力も優れています。アメリカの選手に至っては、佇まいだけで、国内で「しのぎを削ってきた」雰囲気がアリアリでした。
モーガン選手とか、まさに「ハンパねえ~」という感じ。
しかし、そういうチームに勝ってしまうのだから、勝負はわからない。
試合の終盤になっても、澤選手を始め、ほとんどの選手のスピードが落ちないのを見ると、素人目でも「練習量がもの凄かった」のはわかります。
でも、他の国の選手も同じように練習してきたでしょうから、やはりそこは精神力なのでしょうか。
日本の「失われた20年」は、30年目に突入しようとしていますが、目先の損得ではなく「あくまで頂点を目指す」というところが彼女たちに学ぶべき点です。
例えごく普通の人間でも、とことん集中して、「必ず成し遂げよう」と思うことが大切なのでしょう。
改めて、「有難う」と申し上げたいです。