日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

女子サッカーWCはなぜ面白い?

 女子サッカーのワールドカップは、テレビ観戦でしたが、深夜の生放送から再放送、再々放送に至るまで、総ての試合を観ています。今もBSで再々々放送が流されているので、連日それも観ています。
 元々、サッカーにはほとんど興味が無く、スポーツの放送は大リーグが最優先だったのですが、女子サッカーだけは例外です。
 やはり何度観ても、面白いですね。何故でしょう。
 
 優勝してチームが帰国した後は、テレビで盛んにメダリストたちが紹介されています。
 川澄選手などは、スポーツ選手としては小柄なので、外見はごく普通の女の子に見えます。
 太腿の筋肉が「もの凄い」ことを除けば、言動も今風の若い女性に見えてしまいます。
 その、ごく普通の女性が、あの「夜空を切り裂く」ようなロングシュートを放つとは。
 その辺りが「面白さ」の所以でしょうか。
 
 ドイツの選手にせよ、スウェーデンの選手にせよ、日本チームよりは、はるかに体格が良かったし、身体能力も優れています。アメリカの選手に至っては、佇まいだけで、国内で「しのぎを削ってきた」雰囲気がアリアリでした。
 モーガン選手とか、まさに「ハンパねえ~」という感じ。
 
 しかし、そういうチームに勝ってしまうのだから、勝負はわからない。
 試合の終盤になっても、澤選手を始め、ほとんどの選手のスピードが落ちないのを見ると、素人目でも「練習量がもの凄かった」のはわかります。
 でも、他の国の選手も同じように練習してきたでしょうから、やはりそこは精神力なのでしょうか。
 
 日本の「失われた20年」は、30年目に突入しようとしていますが、目先の損得ではなく「あくまで頂点を目指す」というところが彼女たちに学ぶべき点です。
 例えごく普通の人間でも、とことん集中して、「必ず成し遂げよう」と思うことが大切なのでしょう。
 改めて、「有難う」と申し上げたいです。