日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第168夜 燃える祈祷台

ブログを引っ越しして、より洗練されたものに変えようと思っているのですが、なかなか良いフレームが見つかりません。移転完了までは、もうしばらくかかりそうです。
 
さて、年頭からひどい夢を見ました。
夢の中の私は実業家で、何か事業を試みていますが、あまりうまく行きません。
会社と家を行ったり来たりしているのですが、維持するのがやっとの状態が続いています。
(会社の中や周辺の環境は、かつての私自身の事務所とかなり似ています。)
 
あまりにも不吉な展開が続くので、お祓いを思い立ちました。
悪縁を断ち切り、努力が成果となって現れることを神に祈願するのです。
夢の中の私が信奉するのは、山の中腹にある神社(というより祠のサイズ)でした。
私自身はそれを八幡さまだと思っているのですが、祠の前には黒赤の文字で書かれた起請文がたくさん下がっています。山岳信仰なのか、特定の神を祀った祠のようです。
 
その祠の前で、私は一心不乱に祝詞を唱えます。
視線を下に向けると、見えるのは白い着物です。頭にも何か結んでいる感覚がありますので、どうやら山伏のような装束をしているらしいです。
目の前には祈祷台があり、墨で書かれた紙がたくさん下がっています。
この紙が突然燃え始めました。下に置かれた蝋燭の火が燃え移ったのでしょうか。
まさに「めらめら」という表現のとおりに、炎が上がります。
「わ」
私は驚いて、二三歩後ずさりします。
 
すると、後ろの方から話声が聞こえました。
「ここですね」
「ああ。ここだ」
後ろを振り向くと、斜面を二人の男が上って来るところでした。
「やっぱりな。神を装い、人の魂を操ろうとしている。ひどい状態だ」
前の男が、祠を見ながら後ろの男に説明をしています。
それに後ろの男が問い返します。
「先生。こいつの正体はなんでしょうか」
「動物霊か、あるいは修行を放棄した山伏だろう」
「では、どうしましょう」
「ここは跡形も残さぬように焼き払おう」
二人は祠の周囲に油のようなものを撒くと、すぐに火を点けました。
 
「わざわざ火をつけなくとも、前から燃えていたのに」
私は祠から十数メートル離れたところに立ち、男二人と火の上がる祠を眺めています。
ここで覚醒。
 
「正月早々、良くない夢を見た」と不快な気分で目覚めましたが、よくよく思い出してみると、私自身に関わる夢ではありませんでした。
場面が祠の前に移ってからの私は、老婆のような姿をしていたような実感があります。
 
年末年始にかけて、帰省を含め様々移動しましたが、その途中で、幾つかの霊を拾ってきたようです。
数日前から、時折、背中や腕を撫でられる感触がありました。
また、棚やテーブルから、「理由なく物が落ちる」という物理的な異変も起きています。
なにか訴えたいことがあるのだろうと思います。
 
二人の男は、私に「この先進むべき方向」を示唆してくれる人たちで、人生の折々に現れます。
いわゆる指導霊という立場なのでしょう。
この夢の持つ意味は、よく考えてみる必要がありそうです。