日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

簡単な理屈

外に敵を作るのは、内部をまとめるための迅速かつ簡単な方法です。
このため、中韓の指導者は、絶対に反日をやめようとしない。
「戦争は68年前に終わっており、戦後補償も済んでいる。今さら何を四の五の言うのか」は、日本人にとっては当たり前の感覚ですが、先方にとってすればそれでは困る話です。
彼らにとってすれば、日本人や日本の政治家は、必ず右傾化しなくてはならないし、歴史認識を欠いていなくてはならない。
判で押したような反応で、繰り返しになりますが、「そうでなくては困る」わけです。

反政府暴動の兆しが見え、尻に火がついている中国政府は、間違いなく軍事行動を起こします。
そうしないと、自らが国民に倒されてしまうからでしょう。
しかも、「自分は正しく、相手のせいでこうなった」と言うつもり。
このため、偶発的にせよ、あるいは意図的にせよ、実際に軍事衝突が起きるまで挑発行為はやめないし、どんどんエスカレートすることになります。
小学生の「いじめ」と同じで、相手が泣くか、首を吊るか、殴り合いになるまで、けして終わりません。

中国人は昔から脅しの掛け方がヘタクソです。
脅しは「こうすると殺すぞ」と一方的な譲歩を迫るのではなく、「どうすれば損をせず、得をするか」という選択肢を与えるのがその道の「通」です。
盗人にだって言い分がありますので、話を聞く姿勢を見せるところから。
「よりよき平和的な解決策を考えましょう」
「双方の考えがまとまるまで、お互いに相手を責めるのを控えましょう」
「資源開発については、共同出資で双方の利益になるようにしましょう」
ここら辺から、じっくり相手をだましていくのが、遠回りのようでいて実は解決への近道です。
「このままでは戦争になる。どうすれば得か考えて見ましょう」
ところが、尻に火が点き始めているので、目の前の損得しか頭にはありません。

常日頃、情報統制を敷いているので、国民は政府以上に愚かな考えを持っています。
これは仕方ないです。
NHKのBSで各国のテレビ報道番組を見られますが、中国では「自国が正しくて、それを認めない他国がおかしい」という論調ばかりです。
いつも、日本の報道と中国の報道がどれだけ違うかを観察していますが、尖閣については常に「わが国の固有の領土であり、その正当性はゆるぎない」ことに加え、国有化以前は、日本政府も認めてきたことになっていました。(ビックリ)
中国の国民感情としては、「ある日突然、日本が侵略して自分のものにした」と思っても、それは当然です。
なぜなら、これまでそういう報道しかなされて来なかったのです。

そうなると、今や衝突は避けられず、「いかにそれを納めるか」を考えなくてはなりません。
なぜ今、性急に秘密保護法を制定しなくてはならないのか。
答えは簡単で、軍事衝突が起こった時に、最短で中国を叩きのめす必要があるから。
いざとなれば、軍人がやけを起こして、ミザイルを発射するかもしれない。
照準は、日本だけでなく、米国にも向けられます。
そうならないように、最初の軍事衝突から、数日内で決着を付けるための準備をするということでしょう。

かつてのフォークランド紛争の際には、英国とアルゼンチンの間で軍事衝突が起きるという、それまで想像できない事態が現実に起きました。紛争自体はほどなく終結しましたので、あれがひとつのモデルなのだろうと思います。

近代国家になってから、中国人は戦争に勝ったことがありません。
(「まだ近代国家ではない」という考え方もありますが。)
ケンカがヘタクソなやつは、往々にして加減を知らず、自分か相手が死ぬまで暴力を振るってしまいます。

その辺、アメリカ人は手慣れたもので、海軍あたりは早速、太平洋の西側に移動していることだろうと思います。
太平洋艦隊は今どこにいるのか。これがわかれば、緊張度がどのくらいかがわかります。
少なくとも、潜水艦は近くに相当数来ていることでしょう。
こういう情報を漏らしてはならないので、「秘密保護法が必要だ」と言う理屈になります。
総ては、中国人に思い知らせるための準備というわけです。

中国の軍部には「ジャイアン」なみの知能しかありません(ドラえもんの)。
ジャイアンにはいくら説いても無駄で、頭を叩くしかありません。
ま、漫画の方のジャイアンは、いざとなれば、のび太や人類を救うために戦ってくれますが、こっちのジャイアンもどきはただ乱暴なだけかも。

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