日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第219夜 暗殺

数日前に見た夢です。

テロリストが集まって、謀議を開いているという情報が入りました。
早速、チームを編成し、その会合場所に向かいます。

会合が開かれていたのは、昔風の旅館でした。
私のチームは12人で、バックアップがさらに8人後ろにいます。
「本当にここなのか?」
「はい」
その古びた旅館は2階建てで、築70、80年は経っていそうです。
「集まっているのは何人だ?」
「3人です」
少し拍子抜けがします。
「何だよ。たったそれだけか。こっちはあちこちを荒らしまわっているリーダー格が7、8人集まっていると聞いて来たのに。見ろ、総勢20人以上の編成だ。もう少しすればあと1チーム来るんだぞ」
私の不満げな顔を見て、情報担当は顎をしゃくります。
「でも、今ここにはヤツがいます」
「ヤツって・・・」
ピンと閃きました。
「ヤツって、もしかして、あいつのことか」
「はい。アイツです」
さすがにビックリしました。
政府の転覆を図り、あちこちで悪さを仕掛けている首謀者の1人が、今この旅館の2階にいると言うのです。
私は態度を一変させました。
「よくやった。今日こそ、ヤツを仕留めよう」

その男は正真正銘の悪人で、破壊工作を繰り返しています。
そのせいで、「見つけたら、その場で殺しても構わない」という命令が出ています。
それほどの悪人でした。

「よし。まずは回りの客を遠ざけよう。ホステスたちに、うまく隣部屋の客たちを1階に下ろせと伝えろ。金をたんまり握らせれば、すぐに動いてくれる。もちろん、なぜそうするのかは言うなよ」
「はい。すぐにそうさせます」
情報担当は、私に背中を向け、旅館に入って行きました。

私は小声で、部下たちに指示を出します。
「よし。皆、大刀を背中に結わえろ。用意してきた脇差を皆に配るのだ」
これに部下の1人が怪訝そうな顔をします。
「どうしてですか?敵は大刀、こちらは脇差では、こっちが不利です」
この部下は二十歳そこそこで、まだ実践の経験が乏しい。
「旅館の中で大刀を振り上げたら、鴨居に当たるだろ」
あ、と若者が口を開けます。
小刀では勝負になりませんが、1尺3寸の脇差の長さなら、室内の戦闘では有利でしょう。

2階の窓が開きました。
中にいる3人は、無防備にも、声高に話をしています。
天下国家を論じていることは、話に出てくる言葉の端々でわかります。

「許せんな。こいつらのために、多くの人死にが出ている。こんな悪人は早いとこ、息の根を止めねば」
そのために、私たちのような実働部隊がいるのです。
「よし。女たちが2階の部屋を出たら、すぐさま突入するぞ。敵はおそらく短銃を持っている。だがひるむことなく、そいつの息の根を止めろ。ヤツを倒し、多くの人の命を救うのだ」
「はい」「はい」

もちろん、攻撃部隊の先頭に立つのは私です。
私は短い直刀を携えて、旅館の玄関に近づきます。
その旅館の玄関には、「近江屋」という看板が掛かっていました。

ここで覚醒。

坂本龍馬を暗殺する日の夢でした。
意味はまったくわかりません。