先週末は、岩手の平庭高原まで闘牛を観に行き、今日火曜に帰宅しました。
これは、帰路に盛岡の実家に寄り、2時間ほど仮眠を取った時に観た夢です。
目が醒めると、ここは病院の中。
何か病気になり、入院している模様です。
大部屋で、1つの部屋の中に8つのベッドがあります。
今はたぶん朝の6時ごろ。
回りはまだ静かです。
8つのベッドの総てのカーテンが閉まっています。
あれ?おかしいな。
寝息がまったく聞こえない。
オレの他に7人の患者が寝ているはずなのに。
そこに看護師が入って来ます。
看護師は一番奥の窓際のベッドを見に行きました。
「きゃあ!」
その看護師が叫び声を上げました。
「死んでる!」
うへへ。寝てる間に「死んでた」というわけですか。なら静かなのも当たり前だよ。
他の看護師が数人、小走りで入って来ます。
「うわあ!」
「みんな死んでる!」
みんなって、オレは生きてるけど・・・。
その後、看護師やら医師やらが右往左往して、1時間くらいすると今度は警察が入って来ました。
「あんた。夜の間に、何ひとつ物音を聞かなかったと言うのかい?」
役者の左とん平みたいな刑事が、疑り深そうな目でオレを凝視します。
(頭の中で「死人の次は葬儀屋かよ」とブータレます。今や葬儀屋のCMと言えばこの人。)
「何も聞いてないし、オレは犯人じゃないよ。刑事さん。この人たちを殺したところで、オレには何ひとつ利益が生まれないじゃないですか」
「ただ毎日が詰まらないという理由で、他人を傷つけたり殺そうとするヤツもいるからね」
「オレはどうせ走れないんだから、病院を出てどこかに行くことはないです。調べたい時にここにくれば何でも答えますよ」
「それもそうだね」
オレの腕には四六時中、点滴の針が刺さっています。
この状態で、他の患者を殺しに行くなんて出来るものか。
7人も患者が殺された部屋は気色悪いので、別の病室にベッドを移してもらいました。
オレは個室が嫌いなので、やはり大部屋に入れてもらいます。
翌朝。6時半になり、看護師が回って来ました。
「きゃあっ!」
まさか、また?
今朝も同じ病室の患者が殺されていました。
やはり生き残っているのは私1人です。
2回目になると、もはや完全に犯人扱いです。
看護師も医師も、オレのことを「逃がさないぞ」という目つきで見ています。
刑事が来て、昨日とまったく同じ質問をしました。
「オレはもう余命もあとわずか。逃げられないんだから、ここにいますよ」
刑事が両目を細めて、オレのことを見つめます。
「でも、今晩からは個室だからね。しかも夜の9時から朝の6時までは鍵を掛ける」
「トイレは?」
「おまるでやってもらいます」
「ウンチはどうするの?」
「呼び出しボタンを押せ!」
まったく。
オレが人殺しなんかするわけがないだろ。
末期がんであと1か月の命だよ。ふざけてるな。
下手すりゃ、その1か月を取り調べに費やすことになるかもしれん。
「そんなん嫌だよ。よし。こんな病院は逃げよう」と決意します。
深夜になり、呼び出しボタンを押します。
看護師が鍵を開けて中に入って来ました。
「トイレに行きたいけど・・・」
「良いですよ。点滴を押して、自分で行けますよね」
「なんだか疲れたから、オレのチン○○を持っててくれる?」
「バカ言ってないで早く行きなさい!」
気心の知れた看護師で良かった。
少しセクハラ気味だが、これで後ろに立って見張ってたりはせんだろ。
トイレの後ろにはエレベータがあります。
点滴の装置を押して、トイレを通り過ぎ、エレベータの前に立ちました。
オレの車は駐車場に入れっぱなし。
このまま駐車場に下りて、車でどこか見晴らしの良い、空気のきれいな場所に行こう。
そこで、オレは静かに死ぬんだ。
「モルヒネだって、たっぷりかっぱらって来たことだし、苦しまずに死ねるだろ」
チンと音が鳴り、エレベータが着きました。
ドアが開いたので、中に入ろうとします。
足を踏み入れようとしましたが、その足を元に戻しました。
「ダメだこりゃ」(志村けん調に)
中には、医師やら看護師やら7、8人分の死体が転がっていました。
「見ろ。やっぱりオレは犯人じゃない。この病院の中に、シリアルキラーがいるんだよ」
でも、これじゃあ、ほぼ100%の確率でオレが犯人に見えてしまう。
これでオレは留置場で死ぬことになりそうだ。
ここで覚醒。
縁起のいい夢か、悪い夢かは、サッパリわかりません。
気分的にはそれほど不快ではないので、死ぬ夢=吉夢と考えることにします。
まあ、「お知らせ」の類のない、ただの夢(妄想)だろうと思います。