日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

塩原で鰻を食べました

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家人は遠くに出掛けるのが大好き。
家人からは、頻繁に「どこかに連れてって」と言われていますが、いつも「週末は混んでるから、持病有りの人間は行けないよ」と断っています。
しかし、月曜は家人が休みの日で、息子は高校の創立記念日でした。
「さあ連れてけ!」

仕方なく(笑)、那須に行くことにしました。
月曜なら、どこの観光地でもガラガラでしょ。
おまけに少し雨模様。トリックアート美術館を見て、ご飯でも食べて帰ろうということになりました。
ご飯は塩原まで足を伸ばして鰻です。

私は奥州育ちなので、東京の鰻は今1つの感じがあります。
東京の鰻は、蒸しが強くて、「柔らかくて良い」という人も多いけれど、田舎者には歯ごたえがなく味が薄いような気がします。
当家至近の川越では、東京よりやや蒸しが弱いのですが、まだ柔らかいです。
まあ、江戸本来の作り方は川越の方に受け継がれているでしょうから、昔はきっとふわふわの状態ではなかった筈です。

これらに比べ、奥州では「蒸し」の時間が短く、鮎やヤマメを焼いたものの延長戦上にあるような気がします。
(もちろん、全部がそうだというわけではありませんが、そういう鰻をよく口にしました。)
私としては「さっきまで生きていたような」食感が残っていないと、鰻に失礼だと思いますね。

みちのく風は、蒸しが少しなので、やや硬いのですが、鰻本来の味がします。
その意味では、塩原は関東人の舌ではなく、奥州人の領域でしょう。

鰻は今や高級食材となり、平日の昼食タイムにも関わらず、客はほとんどいませんでした。
塩原は元々、温泉街なので、客は夕食を旅館で食べます。
このため、店が開いているのは、3時ごろまでのようです。
(後で息子に聞くと、メニューに「3時以降は電話で連絡してください」と書いてあったとのことです。)

奥州人としては、こういう鰻が好みですね。
人の好みは、それこそ人それぞれ。
ネットの「評価」や「コメント」は的外れのことが多いので、やはり自分が足を運び、確かめてみる必要があります。
なにせ「ハマチには旬がない」と堂々と書くような、自称「食通」の人たちが、ネットで盛んに評価を書いてます。

画像は那須のトリックアート美術館と、塩原の鰻(旭亭)。
渓流がきれいでしたので、次は泊りに行くことにしました。