日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(日高・飯能)23回目の参拝と、猫の背中

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買い物のついでに、高麗神社まで足を伸ばし参拝しました(23回目)。

参拝を済ませ、階段を下って行くと、いつもの野良猫がまっしぐらに走って来ます。
「またまとわりつかれるのか」と思ったのも束の間で、猫は私の脇をすり抜け、後ろにいた60歳台らしきオジサンの許に走って行きました。
いつも餌をやっているのか、オジサンは「よしよし」と頭を撫で、煮干しのようなものを与えています。
そりゃそうだろうな。

犬猫が好きではなく、いつもは迷惑だと思っているのに、まっ直ぐに別の男のところに走られると、なんとなく損をしたような気になります。
この辺の心情は微妙ですね。

そう言えば、小学生の時、おつむが少し弱いH子という女子がいて、まとわりつかれたことがあります。
毎日、放課後になると、H子は私に「一緒に帰ろう」と言い、横に並んで歩こうとしました。
それどころか、手を繋ごうとします。
他の男子は当然、変な目で見ますので、私は「やめろよ!」ときつく言い、走って遠ざかりました。
何日かそんなことを繰り返した後で、H子は私と一緒に帰ることをあきらめ、寄って来なくなりました。
校庭の外に出ようとする時、後ろを振り向くと、H子は別の男子のところに行き、「一緒に帰ろ」と言っていました。
H子のことは好きでもなんでもなく、それまでは迷惑に感じていたのですが、ある日突然、背中を向けられると、なんだか微妙な気がしました。
その時の微妙な心情と、今の野良猫に対する気持ちが似ていなくもないような気が・・・。

しないなあ。ちょっと話を作ってみましたが、ダメだこりゃ。

ま、背中を向けられるのには慣れっこですね。
恋が終わる時、男のほうは女のことを忘れずにいるものですが、女はある時を境にくるっと背中を向けます。
しかも、こちらの存在が一切無かったかのような、「けんもほろろ」の扱いに変わってます。

このコントラストがあまりに鮮やかなので、怒る気も失せますね。
そういう女性たちと同じように、「もはやここまで」と線を引き、総てを見切ることができたら、どれだけ心が楽になるんだろ。
色々と工夫してみましたが、一番手っ取り早いのは、「金を払うこと」でした。
「じゃ、これでお別れだ。元気でね」と言った後、いくらか包んで手渡します。

その一瞬に、未練や終着心がばさっと音を立てて剥がれ落ちるようです。
もちろん、女性の方は腹を立てることが多いです。
「ふざけるな」
「私をバカにしているの?」
「これっぽっちかよ」等々。
その憎悪に満ちたまなざしを見ると、やはり冷めます。
もちろん、それが狙いです。
ま、直接でなく、後で送金するとかのほうが、面倒が少なくて良いかも。

とかなんとか、15分くらいの間、あれこれ妄想をして遊ぶことができました。

帰路は、日高の辰巳屋で天ぷら定食を食べました。
前に寄った時には、天ざるでしたが、1.3人前のざるが2段で、腹いっぱいになったので、「定食にすれば、ご飯が2杯ってことはないよな」と考えたのです。
注文してから、メニューを見たら、「蕎麦かうどんが付きます」と書いてあります。
当然、「味噌汁の替りに掛け蕎麦が付くのか」と思います。
ところが、出て来た定食には、大盛りのざる蕎麦2枚が付いていました。
すなわち、天ざる(1300円)に200円足して、天ぷら定食にすると、どんぶり飯に茶碗蒸しとお新香が付いてくる、というわけです。
さすがに、途中で腹いっぱいになり、食い切れませんでした。
生活習慣病のオレを殺す気か!(八つ当たりです。)

高校・大学の柔道部・相撲部なら、ちょうど良いだろうなあ。
あまりの量に、味がわかりませんでした。
写真で見るより量が多く、ざるの底まで蕎麦がぎっしりでした。