日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎昭和は遠くなりにけり

◎昭和は遠くなりにけり
 気が付いたら、もはや20日くらい肉を食べていない。
 たんぱく質の摂取が足りないと、栄養障害を発症し、足に浮腫みが出る。
 そろそろ右足がヒリヒリして来たので、数日中にぶくっと腫れそうな感がある。
 昨夜は午前1時頃に帰宅したが、家の近くまで来たところで「牛丼でも買おう」と思い、Y野屋に車を入れた。
 今は選択肢が複数あるので思案したが、結局、息子の分とあわせ、並を2つ買って帰った。

 学生の頃は、酒を飲んだ帰りに、Y野屋で牛丼を買うのが習慣みたいになっていた。
 ちなみに、飲み過ぎた時には、H亭で掻き揚げ弁当を買い、それを冷蔵庫で冷やしてから食べた。たぶん、内臓がアルコールで麻痺しているためだったのだろう。
 徹マン明けには、早朝のM屋で牛皿定食かしょうが焼き。
 まだ女性が牛丼屋には入れなかった頃の話だ。

 そう言えば、某音大の女子と短期間だけ付き合ったことがあるが、その子が「1回だけY野屋に入ってみたい」と言うので、高田馬場のY野屋に連れて行ったことがあったっけ。
 などと、昔のことをあれこれ思い出した。

 早速、開けて食べ始めたが、なんだか、昔と味が違う。
 「ま、今の俺は昔とは体が違うから仕方ないよな」
 そう思ってはみたが、それだけではなく、肉や味付けが昔とは変わっているようだ。
 1、2年前にM屋のをふた口だけ食ったことがあるが、こっちはレシピがそんなに変っていない。

 肉は食い慣れないので、やはり半分も食えない。
 Y牛でこれなら、焼肉はたぶん無理だろうな。
 例外はジンギスカンで、これなら少し食える。羊は薬膳だし、体に良い。

 今や「昭和が遠くなった」どころか、平成すら終わってしまう。
 牛友チェーンの大盛りを平気で食っていた頃は、「はるか昔のこと」になってしまった。 

 ちなみに、某音大の女子はかなりカワイイ子だったが、俺には良い子過ぎて向かず、じきに連絡しなくなった。
 「がさつな俺が彼氏では可哀想だ」という良心からなのだが、共通の知人から「あんな良い子を捨てやがって」と文句を言われた。
 これと同じケースが複数回あるが、いつも善意?が裏目に出た格好だった。
 何せ「山家育ち」だし、コンプレックスの塊だ。
 「俺なんかじゃ申し訳ない」と思ってしまう。
 世の中のロクデナシは、案外、俺みたいに生真面目なヤツなのかもしれん(ホントか)。