日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

筋書き通りには行かない

韓国で産経新聞の記者が出国禁止になり、はや2か月。
検察は起訴をする気配はないし、かといって解放する気もサラサラない模様です。

ま、これで起訴するなら、日本の新聞だけを狙い撃ちする「不公平極まりない検察(=政府)」のイメージが付いてしまいます。
かと言って、放置するのは「しゃくにさわる」。
このため、上(大統領府)から何か指示があるまでは検察は何もしません。

解放のタイミングは、産経新聞社かその記者が「すいませんでした。私の過ちです」と頭を下げた時です。その時は韓国メディアはそれを大々的に報道し、「国民が良い気分に浸る」効果を得ます。
今回の目的は、あくまで日本に頭を下げさせること。
簡単な筋書きですね。
そうすると、検察は「ま、以後は気を付けるように」という訓戒もしくは警告を与えて、出国禁止を解くことが出来ます。

すなわち、
起訴したら、世界中から「やっぱり韓国はそんなもん」と言われる。
起訴しなかったら、「長々2か月も何のために拘束したのか」と顔が潰れる。
日が経つにつれて、落としどころが無くなって行きます。

ところで、日本の教員を定年退職して、韓国で日本語教師をされている方がおられますが、その人によると、「この国では自国民に都合の良いことしか報道されない。異論の類は一切が無視される」ということです。
事実上、報道管制のある中国ですらそういうことはなく、国民には「意見を聞く耳」と「事実を確かめようとする目」はあります。
とにかくやたらめったら自己主張をする習慣は、韓国独自のものですね。

韓国文化は、とにかく独りよがりだという点で、「引きこもり」や「ネットおたく」に似ています。
と書いたところで、韓国人が「ネットおたく」であるというのは客観的事実だと気がつきました。

自分の価値観にのめり込んでいくところは、信仰心と同じで、非常に危険な状態です。
この国に必要なのは、良きカウンセラーであり相談相手なのだろうと感じます。
まあ、自己中過ぎる報道熱を冷まさない限り、千年経っても変わらない。

関係が険悪になってしまった隣人に対しては、「あまり顔を合わせないようにする」のが良いのでしょう。
不平不満があれば、第三者を通して協議するのが良いです。
相手に直接言われると腹が立つことでも、裁判官に言われれば、それなりに冷静に受け止めることが可能です。
問題は国際司法裁判所で決着しましょう。結果はともかく、前には進めます。