日刊早坂ノボル新聞

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◎ふかし報道

ふかし報道

 TBSの金曜午後6時のニュース。

 日韓の外交筋の話として

 「『韓国のホワイト国復帰』と『Gソミアの安定的保持』の交換条件で、文大統領の来日を協議中」

 

 週末で土日は加藤官房長官のコメントが無いから、「言下に否定されぬ」ことを前提にふかしたらしい。

 耳目を集めるための炎上ねらい報道のよう。

 

 そもそも、この交換条件で、日本に何のメリットが?

 

 Gソミアが外交カードになると思っているのは韓国だけで、日本にとってはどうでもよい話。

 また、つい数日前に、文氏が「国産化に成功した」とホルホルしていたのだから、仮にそれが事実なら、ホワイト国認定は不要のはず。

 おまけに、選挙前に1ミリでも譲歩すれば、自民党は下野する。

 要するに、韓国側の希望願望を代弁した、というもの。

 

 先日、産経が「日韓協議」について報道したのは「来日潰し」だった説が高いが、この報道はそれとは違うと思う。

 メディアの作り話は、韓国の専売特許かと思っていたが、やはり日本も変わらない。

 「外交筋の話」ってのが、既に作り話の証明だ。

 ネットであれこれ見聞きしたものをそのまま作文して記事にしてしまうのは世界共通の傾向のよう。

 報道は「取材に行く」のが原則だと思うが、事実関係に類する(検証可能な)情報が何一つ含まれないところが、「作り話」「観測気球」らしい。

 

 ちなみに、

 「徴用工」は1965年に終わった話。

 「公娼(自称慰安婦)」は2015年委完全解決済み。

 既に政治問題でも外交問題でもなく、韓国の国内問題だ。 

 解決済みならそもそも「問題」など存在せず、歴史は歴史学者が研究するものだ。

 協議体がどうの、という話もナンセンス。解決済みのことを協議する必要が無い。

 これ以外に落としどころは無い。

 

 何年か前に財政危機にあえぐギリシャが唐突に、ドイツに「戦後賠償」を求めた時の、独メルケル首相の対応を手本とすべきだ。

 「一切、対応しない」と明言すればよい。

 

 そもそも、自分は何一つ手土産を持参するつもりがないのに、文氏周辺は

 「俺を招待しろ」

 「歓待し御馳走を食わせろ」

 「事前に手土産を示せ」とか、言っている。

 これで、その要求に応えようと思うのは、2F氏周辺だけ。

 これは差別ではなく批判なので念のため。詐欺師に対し「理解」は必要ない。