日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

捨てられないもの

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夕食の後、妻を呼び、家にある「古くても捨ててはならない物」を説明しました。
総て、今も実際に使っている品です。

その1 ウインドブレーカー
 なんと20年以上も前に、「企業モノ」(販売店サービス)として貰ったものです。
実家が商店で、たまたま帰省した折に見つけました。
春秋の雨の多いシーズンにしか着ないせいか、いまだに使ってます。
さすがに色は褪せてきましたが、オヤジなので平気です。

その2と3 包丁とお玉
 包丁は30年前、お玉も25年前のものです。
 独身時代に使っていた物ですが、今も使っています。包丁はその間、まったく研いでいないのに、よく切れます。
 床に落としたことがあり、刃先が折れていますが、元々菜切り包丁なので影響はありません。

その4 時計
 左側は自分が生まれた年くらいに作られた手巻き時計です。これはさすがに十数年前に入手した品です。
 右側は中学に入学した際に、父親がプレゼントしてくれた自動巻の時計です。
 両方とも、今もしっかり動きます。

 父に貰った方は、腕時計を貰ったその日に、それを着けて自転車で外出したのです。しかし、石に躓いて転んでしまい、さっそく表面に傷を付けてしまいました。この傷がはっきり残っています。
 息子が中学に入学した時に、新しい自転車を買ってやったのですが、息子は喜んでその自転車で出掛け、10分も経たないうちに電柱にぶつかって前の部分を壊してしまいました。
 そそっかしい所は親子で似ているようです。

「とまあ、ウチでは昔からの品を大切に使っている。だから、けして捨てないでくれよ」
このように妻に言っておかないと、ゴミに出されるかもしれません。

しかし、もちろん、ここまでは前振りで、早口で先の言葉を続けます。
「これも、オレが『捨てられない男』だからなんだよ。だから、カーサンがどんなにババアになっても、デブになっても、オレは捨てられない」
妻は腕組みをして待っていました。
「やっぱりそう言うと思った。トーサンの方だってポンコツだよ!」

そりゃそうだ。
わざわざ、こうやって妻をからかうために、色んな古いものを拡げて見せているわけですから(笑)。