日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(日高・飯能) 高麗神社84回目の参拝

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9日月曜には、高麗神社に参拝しました。
これで百日詣は84日となります。

神社には、いつも2時ごろに参拝するのですが、鳥居の下に必ず猫が居て、私を迎えてくれます。参拝の回数が多いので、顔を憶えているのです。
しかし、この日は生憎の雨日和で、しかも神社に着いたのは、もはや5時過ぎでした。
「いつもの猫は今日は迎えに来てくれないよな。この雨だし、もはや夕方だもの」
隣で妻がそれを聞いていました。
「もしこんな雨の中であの猫がじっと待っていたら、もうお父さんは完全に騙されるわね」
「もし、今日みたいな悪天候の下で、猫が俺のことを待っていたりしたなら、俺はお前と離婚してあの猫と結婚するよ(大笑)」
本降りの中で、来るか来ないか分からないような男のことを待っているのなら、それは「常日頃から1日も欠かさず、鳥居のところで待っていた」という意味ですから。

夫婦で笑いながら、鳥居に向かいます。
すると、植木の傍に、黒っぽい影が見えました。
思わず、後ろを歩く妻を呼びます。
「おい、カーサン。どうやらウチは離婚しなくてはならないようだよ。ほら」
いつもの猫がじっと当方を見ていました。

いつも煮干しを与えていましたので、たぶん猫もそれは飽きています。
そう思い、今は味の違うキャットフードを少量だけ持っていました。
それを与えると、猫は淡々と食べています。
「何だか元気ないよな」
「雨だからじゃない」
それと子猫を産んだばかりで、疲れが残っているのかも。
母乳も沢山与えていることでしょう。
「じゃあ、次は少し母乳が余計に出る物を持って来なくては」

境内に向かって歩き出すと、猫が植木の下から走り出て、私を先導します。
人間様は手水場で手と口をすすぎますが、その間、猫は荷物置きの柱で爪をがりがりやっていました。
「なんだろ?」
「人間の真似をして、手を洗っているんじゃないの。そういうつもりのように見える」
なるほど。毎日、何百人も同じことをするのを見ていれば、真似が出来るようになるかもしれません。

その後も、猫は私たちを先導し、賽銭箱の前まで行きます。
「なんだか、ここまで案内してくれたみたいだね」
「どうも有り難う」
参拝をし、猫にも礼を言って、帰ろうとします。

すると、猫は私たちにひとつ顎をしゃくって、帽子台の上に乗りました。
「すごい。あの猫、俺たちに挨拶をした」
「やっぱり神さまに仕える猫なんだね」
私たちがきちんと別れの挨拶をしたので、その後、猫は神殿の方を向きました。

鳥居を出ると、妻がひと言。
「もしかして、お父さんは昔、あの猫と夫婦だったことがあるかもよ」
さすがに、それは無いでしょう。
「いや。俺はもう、この10か月で84回もここに来ている。あの猫にとっては、参拝客の中で最も馴染みのある客だってことだよ。見慣れたし、餌もくれる。まるで親戚の叔父さんのようだろ」

百日詣も、もはや終盤です。
神さまに仕える猫は、私のことをようやく認めてくれようとしているのかもしれません。
鳥居から神殿まで、きっちり2メートル前をリードして歩く姿を見れば、誰でも「これは自分を案内してくれているのだ」と思うことでしょう。

ちなみに、最近、鳥居の前では、デジカメが誤作動していたのですが、今日はきれいな六角形が出ました。
まあ、雨でしたし、今のところは自然現象(水蒸気)です。
これが、頻繁に、天候に関わらず出て来ると、次第に自然現象の枠から外れて行きます。

追記)妻のカメラから、証拠写真を追加しました。
猫が私を先導していたのは、作り話ではありません。