日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

夢の話 第346夜 その後、大学にて

日曜に、小鹿野町まで「わらじかつ丼」を食べに行ったのですが、百人以上が列をなしており、2時間半並びました。
てき面に体に来て、夕方に帰宅した後は、朝まで寝込んでいました。
その時に沢山観ていた夢の中で、最後に観たものです。

大学の構内にいる。
ここはオレが通っている大学だ。
中高年の年齢になり、仕事を退職したが、ここでもう一度勉強をやり直すことにした。
母校の大学を受験したが、やはり滑った。
現役学生に混じれば、さすがに勉強の量が違う。
卒業生と言うより、教える方だったので、色んな方法があるが、それではつまらない。
真っ向から当たる方が楽しめる。

合格できたのは、M大学だった。
「M」は有名大学ではなく、ありそうでなさそうな名称だ。一応、念のため、実際の大学や学生に迷惑が掛からないように匿名にした。

とここまでは、実はしばらく前に観た夢だった。
オレは起床前の夢は全部覚えているし、夢の途中で「今は夢を観ている」という自覚もある。
この夢でも、途中から「あ。またあの夢の続きを観ている」という自覚があった。

大学の構内に立って考えた。
「さすがに、一般教養からはないよな。専門課程か大学院の方が良かったかも。まるで、監査を受けているようで、先生方の方が嫌だろう」
よし。秋の大学院の入試を受けよう。

担当の教員に伝えておかなくちゃあな。
思い立つと、すぐにやる方なので、その足で研究室に行った。
研究室の入り口から、声を掛ける。
「すいません。1年生の○○ですが」
教員が振り返った。
「お。なんだ。○○君じゃないか」
あれま。この教員はオレのお師匠さんだった。
しかし、社会学のオレの師匠は、20年以上前に死んだはずだよな。
(ま、夢だから構わないか。)
「先生。やっぱりオレはドクターを取ることにしました」
先生が苦笑する。
「あの時も、オレと一緒にずっと研究をしようと言っただろうに」
そう言えばそうだっけな。
先生はオレのことを、いつも気にかけていてくれたんだっけな。
さすがにほろっとする。
誰かが自分のことを気に掛けてくれるのは有難い。
先生みたいに、死んだ後でも考えてくれるなら、なおさらだ。

「先生は今も研究をなさっておられるんですか?」
「ああ。当たり前だろ」
机の上には調査資料が山積みだった。
さすがだ。死してなお、自分の道を進んでおられる。

研究塔を出て、再び中庭に戻った。 (「棟」でなく「塔」が正確です。そういうつくりでした。)
気がついてみると、ここはかつての母校と同じつくりだった。
もう暗くなって来ている。

すると、目の前に大きなドアが現れた。
なんだか家のドアに似ている。
「ドン」「ドン」とノックの音がする。

ちくしょう。
いつもは起きている時に聞こえるノックの音だが、睡眠中の今ならオレの耳には届かない。
それならば、と、オレの夢の中にドアを出現させ、それを叩いているのだ。
どうしても、自分の方に興味を向かせよう、というわけだ。

ドアはすぐに消え、その後には、ドアの直前と同じように長い腰掛けが現れた。
そのベンチの上に、何やら雑誌が置いてある。
何気なくその雑誌を覗き込む。
外国の雑誌で、表紙は女性のモデルだ。ニューズウィークみたい。
表紙の女性は、なんだか妻に似ている。
似ているが、全くの別人だった。
「ふうん」
すると突然、その拍子の女性の眼が動いて、オレの方を見た。
さすがに少しびっくりする。

コイツか。昨日、洗面所に立っていたのは。

ここで覚醒。

昨夜、洗面所で女(生きてはいない)が立っているのを見たのですが、その女が夢にも出て来ました。
妻に似ていますが、やはり別人です。
このしつこい感じは幽霊ではなく生霊ですね。
妻のことを羨む者がいて、その矛先がダンナにまとわりついているのです。
「ねたみ」がもたらす念はしつこいです。

などと、起床時に考えさせられました。
ここいらまでが、夢のもたらす影響だろうと思います。