日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

国のために戦う

比較的最近のニュースより。

アンケートによると、日本の若者は「国のために戦う」と答えた割合がかなり低かったとのこと。
確か、3割に満たない数値でした。
もちろん、最近の風潮を反映し、調査機関や実施時期、手法などが全部示されないテキトーなニュース?です。
(最近、報道の居方が本当に酷い!)

それを見た時、以前、短大の学生に言われたことを思い出しました。
「日本の若者は政治意識が薄い。自分の身の回りのことしか考えない。これでいざ戦争が起きたりしたら、どうなるのでしょう」

答は明白ですよ。
自分のことが一番大事だと思う者が、戦場においては最も勇敢に戦う兵隊になるのです。
それは何故か。
前進しないと、「後ろから上官に射殺される」からです。
敵前逃亡と不服従は極めて重罪で、概ねどこの軍隊でも死刑です。

背中から下士官に射殺されるよりは、敵に向かって前進した方が、まだ生き残れる可能性がある。
動かない・動けない者が何人か射殺されれば、皆がすぐさま腰を上げます。

祖父は南太平洋のある島に従軍しました。
3万人の日本兵が駐留していたその島では、終戦時生き残っていたのは1千人です。
それから1年近く収容所で暮らし、復員したのですが、日本に戻って来られたのは5百人だったとのこと。
その祖父の口癖は「頭を働かせることの出来る者だけが生き残れる」。
前は重装備の米・豪軍で、もし前進をひるむと、後ろから撃たれます。
否も応もありません。

それが戦争です。