日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

扉を叩く音 (16)

7月4日午前4時40分の記録。

居間で横になっていると、「ピンポン」とチャイムの音がしました。
ビデオを観ながら寝入っていたので、半覚醒状態でした。
立ち上がって、インタフォンを取り、「はい」と返事をします。

外は明るいので、ここで「あ。今は早朝だ」と気づきます。
台所に回り、時計を見ると、この時間でした。

「この時間に訪問客はないだろうな」

息子が隣の部屋で寝ており、長女が今のソファで寝入っていました。
当家の居間は外の木々の陰となりますので、一番涼しいところです。
夏の間、長女はよく居間のソファで涼んでおり、そのまま眠ってしまいます。

2人に変化は無し。
となると、チャイム自体が空耳でしょう。

このところ、郷里の父の具合が悪く、一時は集中治療室に入っていたとの由。
昨日、「心配を掛けないよう知らせずに置いた」と連絡が来ました。
一瞬、「あ。父の気持ちが飛んで来たのか」と思いますが、そうではなくて、私の方が心配しているのです。

チャイムは脳が創り出したものでしょう。
大きく、鮮明な音ですが、聞こえるのは私だけです。