日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

既にそこにいる (2)

今朝の出来事。

朝、家人が目覚めると、すぐに居間にいたダンナのところにやって来ました。
「変な夢を観た」
家人によると、夢の中身はこんな具合です。

家人が椅子に座っていると、誰かが近寄って来る。
その人は家人の前に立つと、そのまま家人のことをじっと見ている。
人に見られている気配を感じ、家人が顔を上げた。
すると、そこに立っているのは女だった。
「うわ。この人は人間じゃない。幽霊だ」
生きている人間には、心臓が動き、全身に血が流れているが、その女にはそれがない。
生命が動いている感じが微塵もない。

すかさず、家人はその女に厳しく言った。
「私はあなたとは関わりが無い。私の傍に来るな」
家人はそう念じて、女の顔を睨み返した。
すると、女の顔がどろどろに溶けて、下に流れ落ちた。

「あれは夢だったのかしら。ただの夢にしては気持ち悪い夢だった」

ダンナは少しドキッとしていますが、平静を装ってこう答えました。
「私とあんたは関わりが無い。私には助けられないから近くに来るな。自分のことを助けられるのは自分だ、と言い切るのは適切な処理だよ。線を引いて、ここからは入るなと示せば、向こうも理解する」
もちろん、ただの夢でなかった時の話です。

先日の車での一件や、その前の心霊写真の件など、あれこれが全部繋がっているような気もします。
ダンナは毎日、祈祷を続けているので、こっちに取り憑くことが出来ません。そこで、家人の夢に出たということも考えられます。
大体は、心の弱い人に寄り添うものですが、家人も幽霊を怖れたりはしない性格でした。

ま、ダンナに死神が近寄っているというわけでなければ、何の問題もありません(苦笑)。
霊のことを、ことさら「恐ろしいもの」と煽る自称霊能力者がいますが、それを商売にするためのウソです。基本的に、自然現象と同じだと思えば、どうってことはありません。