日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

(日高・飯能) 159日目は台風

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 契約を更新する用事があり、台風が来ているのにも関わらず、外出しました。家を出る時には小雨だったので、大丈夫と思ったのです。
 最後に郵便局で振り込むことになったのですが、天気が悪いと、道は空いてますが、金融機関が混んでます。
 そこで、例によって名栗郵便局まで行くことにしました。

 ところが、半ばまで来たところで、突然、2胆茲盡えないくらいの豪雨になってしまいました。
 仕方なく道の脇に車を寄せて、雨が収まるのを待ちました。
 こういう時は後ろから来る車に気を付ける必要がありますが、幸い十分なスペースがあったし、後ろの車も停まっていました。

 15分後、雨はからっと上がりました。
 名栗はすぐそこなのでそのまま進行します。すると、名栗川がとんでもないくらい増水していました。
 川沿いに道が走っているのですが、道路まであと1メ-トルくらいしか余裕が無い場所もあります。
 「これじゃ、もうじき通行止めじゃね?」
 直ちに橋の上に行き、見てみました。
 川淵の家が危ない感じです。
 「あそこの家はまずいんじゃねーの」
 すると、すぐに消防自動車と救急車が走って来ました。
 「警戒してくれ」とマイクで叫んでいます。

「不味いのは、あそこの家だけじゃなく、オレもだな」
 冠水したら帰れなくなるので、大慌てで道を引き返しました。
 川の近くで少し撮影しましたが、もちろん、安全そうな場所からです。
 ちょっと前の大雨で、道を歩いていた高校生が水に流されて亡くなったけれど、実感としてその怖ろしさが分かりました。
 あのスピードで増水して来るのでは、走ったくらいでは間に合わないです。
 当方は田舎者なのに、こういう自然の怖ろしさは知りませんでした。

 こういう時に「川を見に行って流される」人がいるのは、流木が流れて来ることが原因らしいです。
 木を切り出した後の木材が山の方に積んであるのですが、これが増水で流されてしまいます。
 流れて来た木材を拾って岸に寄せて置くと、概ね拾った人の物になるとのこと。そこで、川が増水すると、鳶口を抱えて川に走る人が必ず出て来る。
 値の張る木材は太いので、それが流れて来た瞬間に、かつんと鳶口を打つわけですが、水の力の方が数段強いので、鳶口を持つ人ごと流れに引き込んでしまいます。
 「川を見に行って」という言葉には、そういう意味があるようです。
 「田畑を見に行って」は心配で見に行くわけですがが、どうにもしようがないので離れて見ている。
 二つの言い方には、そんな違いがあるようです。

 帰路は高麗神社に寄りましたが、この時には雨は上がっていました。
 神殿で手を合わせ、「いつもいつも、もさげねがんす」と念じて来ました。当方のようなロクデナシを、きちんと守ってくれるのは有難いです。
 ちゃんと、心を揺さぶる話を書いてお返しします。