日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

分化と統合

政府は、マイナンバーカードにクレジットカードやポイントカードなどの機能を付けようと画策しているらしい。

もしそれが出来ると、便利になるのは、もちろん、政府。
国民の経済活動状況が丸わかりになります。

人間社会の基本原理は、「文化と統合の繰り返し」なので、情報の一元化に伴い、次に起こるのは、経済階層の分極化です。
所得のあるなしが1枚の情報源で分かってしまうので、金持ちにはより多くのサービスを、貧乏人にはそれなりの対応が施される。

未来社会を描く映画やSF小説では、よく、一部の支配層・金持ちと、貧民の身分差別が描かれますが、その状態が実現されようとしています。
これはまさに新たな身分制度の始まりでは。

「こういうことをやろう」と持ちかけたのは、財閥系資本の情報処理部門だろうけど、その仕事が達成されると、その先には仕事が無くなってしまうのに気が付かないのか。

家畜のように、体に番号を入れられた挙句、役に立つ八束そうでないかを勝手に決められてしまう。
それで、人が幸せになれるのか。

そう、そこだ。
マイナンバーで、経済情報の「管理」が容易になる。
しかし、そのことで、国民が幸せになれるのか。

政治家の「驕り」と一部資本の「野心」が透けて見える政策です。
そろそろ、一揆をおこす時期なのかも。