日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

扉を叩く音(34) 「目撃」のさらに続き

一応の結論は、やはり「お迎え」に近いものではないかと思います。
擬人化すると「死神」です。
(ただし、物語に出てくるような人間的な存在ではないようです。死神に心はありません。)

家人が目撃した直後に、私の方に尋常ならぬ体調の変化が起きましたので、私に対するものだろうと思います。
この場合、家人は無関係なので、まったく影響がありません。

こう考えると、全部が繋がって来ます。
数年来、深夜に玄関の扉を叩く音が響いたり、
家の周りを歩く物音や唸り声がしていました。

これが、最近になり、家の中に入ったような気配があります。
家の廊下を足音を立てて歩いたり、
擦りガラスの向こう側に立って、姿を見せたり、
洗濯物を揺らしたりしています。

こういった経過と並行して、体調はどんどん悪化して、今では心臓その他の臓器の病気で内部障害者になっています。
そうなると、「死神」はかなり近くまで来ていると認識する方が正しいのでしょう。

夏目漱石の死の直前には、この世ならぬ存在が近くに立ったと聞きます。
漱石は、その姿を見る度に、「こらあっ」「お前は誰だ」と怒鳴りつけたとの由。

まだ死神と帯同するつもりはありませんが、腹を括って置く必要はありそうです。