日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎ようやく消える

◎ようやく消える

 この数年、自分の傍にピッタリと「死神」が寄り添っていたような感じだったのに、ようやく消えました。この場合、「死神」というのは比喩ではなく、実際に「誰か」がいるような感覚のことを指しています。

「病気で感覚がおかしくなり、妄想を生み出した」
「死期が近付いたので、死神が迎えに来た」
 どちらでも、当人にとっての意味は同じで、そいつは現実に存在しています。(あるいは、存在するように見える。)

 死神はいつも大体、同じ場所にいて、例えば「あの道の角の陰」とか、「あの建物の脇」とかに立っていて、自分を見ていますね。
 道を歩くと、少し後ろをついてくる。

 これはものすごく不快です。恐いのではなく不快なのです。
 家の中でも、時々、洗面所で人影を見るので、暗くなると、自然とそこには行かなくなりました。
 まるで小学生なみです。
 これがすっかり無くなり、今は普通にどこにも行けます。

 郷里のご近所に、父と同じくらいの年恰好の男性がいたのですが、数日前に亡くなられたとのこと。
 この人も、最後の数年は、周りの人にすれば誰もいないところで、時々、「こっちに来るな」と叫んでいたらしい。
 手当たり次第に物を投げつけたりしたらしいのですが、たぶん同じ現象でしょう。
 本人にとっては、現実に存在しています。

 おそらくこれが始まったら、その後2年はもたないと思います。
 説明や解釈はどうでもよく、「死神」に立たれるようになったら、ある程度覚悟して備える必要はありそうです。
 かなり不快ですが、突然死、急死よりはるかにましで、時間的有余が幾らかあります。

 これが消えたので、今は「あと2年くらいは大丈夫ではないか」と思うようになっています。
 これって、前よりは「増えている」勘定です。

 追記)自分とは関わりの無い幽霊みたいなのは、やはりたまにあります。ただし、こちらは昔から。