◎夢の話 番外編
かなり前に観た夢の話です。7、8年前。
寒い日のこと。
父が玄関の扉を開けると、外は猛吹雪。
冷たい風が吹き込んでくる。
父は胸に重さを感じ、引き返そうとする。
しかし、その時には手足が重くて、もはや動けない。
父は三和土に倒れ、そこで息絶える。
ここで覚醒。
眼が覚めると、すぐに父に連絡しました。
「心臓の調子はどうだ。夢見が悪くて、親父が死ぬ場面を見た」
前に一度、父の知人が急死するのを言い当てたことがあり、息子のこの手の話を両親はきちんと聞きます。
「分かった。きちんと気をつけるから」
父は今も存命ですが、今思うに「あれは父のことではなく、当方自身のことではないか」という気がします。
渓谷で体を冷やして、胸がぎゅうっと来た時に、一瞬そのことを思い出しました。