日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎夢の話 第580夜 夜道で

◎夢の話 第580夜 夜道で
 31日の午後4時に観た夢です。

 我に返ると、路地に立っていた。
 道幅は5、6メートル。両側は商店や住宅だ。
 既に日が落ちて、空は真っ暗。しかし、家々の灯りで足元は明るい。
「ここはどこなんだろうな」
 街並みに見覚えがある。たぶん、中野から杉並、練馬の間のどこかだ。
 狭い路地だというのに、人通りは多くて、ひっきりなしに人が行き来している。
 オレの横を通り過ぎる人の顔を見ると、総てが外国人だった。
 ロシア人やフランス人みたいな雰囲気の人と、何十人もすれ違った。

 前の方から女性が歩いて来る。
 背が高く、ほっそりとした体型で、髪はブロンドだった。
 「さすがロシア人。若い時はきれいなスタイルだな」
 「若い時は」なんだけどね。
 でも、最近の日本人だって、皆背が高く、体が細くて顔が小さい。

 オレのすぐ前にその女性が来る。
 前髪が揺れて、額が見え、そしてその下の瞳が見えた。
 そこでドキッとする。
 その女性はオレのことをずっと視野に入れていたらしく、視線が刺すように痛い。
 大きな瞳には、しかし、まったく感情というものが見えなかった。

 「うひゃあ」
 思わず横に飛び退る。
 そのオレの横を、女は無表情に通り過ぎて行った。
 「あれは・・・」
 もちろん、あの女のことはしっかり記憶している。
 あれは「縞女」だ。縞女が姿を変えたものだ。それに疑いはない。
 もう長い間、あの女の姿を見ないと思っていたが、そうではなく、あの女が別の姿をしていたから、気が付かなかっただけだった。
 ここで覚醒。

 また連続してあの女が夢に出続けるのでしょうか。
 心を持たず、念だけの存在になっており、遠くにいるだけで不快です。
 もちろん、風景の写真を撮ったときに、画像の片隅に紛れ込まれないようにしなくては。
 カメラを持ったら、すかさず「オレには助けられないから関わるな。けして顔を出すなよ」と念じることを忘れてはなりません。
 
 このブログの「三途の川便り」を見ている方は、画像の端に出る無表情な視線を見たことがあると思いますが、あれと同じようなものが結構頻繁に出ます。きちんと事前に意識して、「出るな」と命じないと、エライことになってしまいます。
 画像を切り抜けても、夢にまで出られてしまうので、ほとほと困ります。

 見てみたい人には1匹ずつあげますので、受け取ってください。
 「私がその女のことを引き受けます」と声に出して言えば、その中の幾人かには移ってくれるかもしれません。
 (必ず、言葉に出して言う必要がありますので、念のため。)
 一度体験すれば、これがどんなものかは理解できます。その後は知りません。

 あの女とはたとえ夢の中であっても、一切約束を交わしていないことを祈ります。