◎夢の話 第695夜 50メートルの高速道路
26日の朝、家人を駅まで送って行った後、帰宅してから少し居眠りをしました。これはその時に観た短い夢です。
高速のインターを出て、一般道に下りた。
のどかな田舎道を走っていると、すぐに料金所の入り口がある。
「ありゃりゃ。こんなところにインターが出来てたのか」
もう家はそんなに遠くない。真っ直ぐ行けば、ほんの2キロで着く。
仕方なく、入り口を通り、直進することにした。
すると、50メートルくらい進んだところで、今度は出口があった。
道が真っ直ぐだから、選択の余地は無い。
出ようとしたが、そこで高速券が無いことに気がついた。
慌てて、入り口の手前で道の端に車を寄せた。
公団の事務所がすぐ傍に見え、俺の車がガラスに映っている。
俺は黒いセリカみたいな車に乗っていた。
「この車。俺はいままで乗ったことがないよな」
運転席の周囲を探したが、高速券は見つからない。
その内に、脇を通るトラックがクラクションをガーガー鳴らすようになった。
「道を狭めている。邪魔だよ」という意味だ。
これがあまりに煩かったのか、公団の職員が駆け寄って来た。
「どうしました?」
「カードがどこかに行っちゃったんです」
職員が苦笑する。
「あなた。あなたの車はETCですよ。高速券じゃなく、そっちのカードが機器の中に入っているんじゃないですか」
目を脚の近くに向けると、脚のすぐ外側にETCの装置があった。
カードもちゃんと刺さっている。
「俺は何をやってるんだろ」
我ながら、自分の天然ぶりに失笑する。
ここで覚醒。
こういう夢には慣れたので、一発で意味が分かります。
いずれ誰か女性とデートをする。そんな意味です。
まごまごしているのは、その女性についてよく知らないから。
オヤジジイにとっては悪い話ではないのですが、私の場合、相手が「生きている女性」ではなかったりします。あまり喜べない。