◎菊花展 本番(354)
日曜の今日は、家人を連れて菊花展へ。
まずはいつものコースで名栗湖を回り、紅葉見物と行く筈でしたが、まだ十日くらい早かった模様で、モミジは半ばでした。
湖面も藻が繁殖して緑色です。あとひと月後くらいには良くなってくるとは思います。
そこから高麗神社に行き、菊を見物しました。
ダンナは下見にも来ていますので、あっさりしたもんです。
七五三と菊花展で、わんさか人が来ているのに、境内の端にトラがいたようで、のそのそと歩み寄って来ました。
40辰藁イ譴討い燭里法動物は分かるもんです。
宮司さんが傍にいたので苦慮したのですが、猫の方が先導して、裏のほうに行きます。
「こっちに来てと言ってるんだわね」と家人。
人が見ていないところでカツオをあげました。
「あんだけ離れていても、こんだけの人込みの中でも、自分の味方が来たことは分かるんだな」
それはこの猫が「弱っていている」という意味でもあり、せつないです。
社務所の裏の人のいないところでおやつをあげるのはいいけれど、ここは車が通るところ。轢かれたりはしないかと心配になります。
離れたところにクソ猫もいたのですが、そっちはこちらに気付かず。
「トーサン。顔が怖いよ。何を考えているの?」
「いや。どうやって、あの猫をシメてやろうかと思ってさ」
「今日はトラにちょっかいを出していないんだし、放っておけば?」
ま、こんだけ参拝客がいるところじゃあ、クソ猫を捕まえて藪に放り投げるわけには行かんか。残念。
クソ猫はトラの定位置に我が物顔で寝そべっていました。
もちろん、いずれ必ずこいつにはヤキを入れます。
トラとの別れの時が近付いて来ています。
コイツが去った時のことは想像出来ない。
それから後には、ここには来なくなるだろうとは感じます。