日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎同じ悪夢を観る

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令和三年二月二十八日撮影

同じ悪夢を観る

 先日来、毎晩のように悪夢を観ていた。

 (正確には「眠るごとに見ていた」だ。)

 最初の時が最も酷く、メモを取るのも嫌になるほどだった。もちろん、リアルな「あの世」系の内容だ。

 その時、二時過ぎに目醒めたのだが、隣の部屋で寝ている息子も悪夢を観ていたらしくうなされていた。

 (揺すり起こしてやろうかと思うほどだが、こういうのはタイミングを間違えると不味いのでしばらくそのまま様子を見た。)

 朝になり息子に確かめると、夢の内容は「憶えていない」と言う。よってこの件は保留。

 

 ところが、それ以後、毎日悪夢を観る。

 黒い雲(霊の塊)が現れて、あれこれと囁きかけるような内容だ。これがどうにも気持ちが悪い。

 月曜になると、家人が「悪い夢を観た」と言う。

 「部屋の中に何か黒い煙の塊がいて・・・」

 おお。それって当方と同じ夢だよな。

 たぶん、原因は当方にある。

 

 で、数日前のあの「女影」が出た。

 あれは「元が一人」だったものではなく、沢山の幽霊が集まって黒い塊になったものだ。触手のように四方に根っ子が延びているが、女から出ているのではなく、その逆。

 周囲の空気(の中にある霊素?)が凝集して、ひとのかたちになったものだ。これは煙玉の出方と同じ。

 

 これでもの凄く納得した。

 前からいるのか、どこかで拾ったのかは分からぬが、当方に関わるものだということ。

 身近な者たちも感じ取っているから、想像の産物ではないと思う。

 神棚にある「ご神刀」を下ろし、家じゅうを切って回ろうかと思ったが、ひとまず前置きを言った。

 「ここは俺の家で、俺のテリトリーだぞ。出て行け」

 もちろん、こういうのは頭で思うだけではダメなので、実際に声を出して言う。

 幽霊はヤクザ者と同じで、間に境界線を引き、「お互いに相手の領分には立ち入らぬことにしよう」と取り決めると、割合スムーズに話が進む。

 

 それから居間に降りたが、ここ幾日かの「嫌な気配」が薄くなっている。

 そのまま眠り込んだが、別段、悪夢も観ず、普通に目覚めた(いつもの二時だが)。

 因果関係は何ひとつ分からぬが、同居の家族が一様に「同じような悪夢を観る」のは、「たまたま」ではないと思う。

 ま、この方面は常に「手探り」だから、状況が分かるのはまだ少し後のことだと思う。

 

 もちろん、「女」はどこかに去ったわけではなく、表に出て来ないだけ。いつもすぐ後ろを「誰か」がついて来る感覚があるのは変わらない。

 最初はこれがかなり気色悪かったが、もうかなり慣れた。

 仮にこういうのがゼロに近くなったら、仕事も人間関係もサクサクと改善出来ると思う。

 ま、無いものをねだっても仕方がない。

 そもそも、異変を見て、即座に対策を講じているから、今も生きていられる。

 予備知識なく、心の用意もなく、いきなり「お迎え」に会ったら、パニックを起こすだけだが、幸いチャイムを鳴らしてから来てくれる。

 

 母は毎夜必ず午前二時に起きて、二十分くらい椅子に座っていたが、今にして「こういうことか」と納得する。

 あれは「起きていた」のではなく、「起こされていた」のだ。

 息子も同じ素質を引き継いでいるようだから、そろそろ対処法を教えて置く必要がありそうだ。

 

 画像は前回、あまり鮮明ではないので掲示しなかったもの。ただし、全体の状況を把握するには、きちんと確かめる必要がありそうだ。