日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎日々の雑感あれこれ R05/12/16

日々の雑感あれこれ R05/12/16

酒粕とタイヤチェーン」

 子どもの頃には、冬には家の店頭に(実家は萬屋だった)甘酒の鍋が置いてあり、誰でも自由に飲むことが出来た。

 小学生の当方も、学校から帰ると、最初にその甘酒を飲んだ。

 客も飲んでいたが、叔父たちはその甘酒に酒を入れて飲んでいた。ある時は、上の叔父がそれを飲み過ぎて、山に帰る途中で道を外して畑に落ちたこともある。昔は飲酒運転の取り締まりがそれほど厳しくなかったし、そもそも叔父の家の周囲には人家が無かった。

 甘酒と言っても、麹で作るタイプではなく、酒粕を溶かしたものだ。この時の体験があるから、有用食材である酒粕の利用法をずっと考えて来た。

 今も当家には酒粕を溶かしたのが常備してあり、専ら当方がそれに焼酎を入れて飲んでいる。もはや砂糖を殆どいれぬので甘酒でもなく、濁り酒に近い。 

 最近つくづく思うのは、「酒粕は甘酒にするのが一番旨い」ということだ。

 なら、わざわざ別の利用法を考えるまでもなく、「甘酒の利用法」で進めばいいんじゃね?

 「甘酒」を前提に、利用法を拡大すればよいわけだ。

 魚料理の香りづけとか、アイデアは結構広がる。

 

 もう一つ毎年考えるのが「着脱が容易なタイヤチェーン」だ。

 関東では、年に一二度しか必要がないのだが、北日本では割合チェーンの必要な時がある。その時のチェーンの脱着が面倒だ。

 五分くらいで巻いたり外したり出来んもんだろうか。

 「最初から内蔵してあり、雪が降ったら引き出す」とか、「わっかに嵌める」とか、数十のパターンを考えた。

 だが、あまり使い勝手が良く無さそう。

 今年、思い付いたのは、「縦方向での脱着」だ。

 チェーンを撒く時は、一様にタイヤの横から膜ことを考えるが、そもそもタイヤは前後に動く。それなら前後の方向の動きを利用して、チェーンを脱着するのが一番手間が掛からない。

 ホイールには必ず穴があるからその一か所を通してまず最初のポイントを固定する。あとは車を前(か後ろ)に動かして、チェーンを巻き付けるようにする。最後は最初のポイントと接合してとめる。これならジャッキアップが要らない。

 今冬はこれだな。

 

「おかめ顔の不思議」

 スケートのA川S香さんは、普段は般若顔(かなり失礼)だが、リンクの上ではとてつもなくきれいだ。トリノの演技は最高で、フィギュアスケートの演技の中で、最も印象に残る演技だったのではないか。

 さっき、S木A子さんがテレビに出ていたが、普段のS木さんはすごくかわいい。眼パッチリでかなりイケテる。

 ところがスケートの試合の時には、何となく「おかめ顔」だった(これもかなり失礼だが)。

 表情がアップになると、何となく笑いが漏れる。

 その落差が著しいのだが、よく考えると、「おかめ顔」はそもそも「美人」の代名詞だ。スケートのリンクの上だから、先入観があるのか、あるいは演技用の濃い化粧のせいなのか、バランスが崩れていた、ということだ。

 画面でもきれいだが、ああいう感じは、直接本人に会えば、きっとドキッとするくらいきれいだと思う。

 繰り返すが、「おかめは美人を指す言葉」だった。

 もちろん、褒めているつもりなので念のため。 当方的にはS木さんが大好き。

 

「五十ババアは始末が悪い」

 所用でまた電車に乗った。

 昼だったので、椅子の七割が埋まる程度の混みようだ。座ろうと思えば座れるが、隣の人とくっつく。

 当方が椅子に座ると、斜め向かいに人が立った。1㍍半くらいずれている。

 若い女性だったが、お腹が幾らか膨らんでおり妊婦のよう。

 あくまで「妊婦のよう」の範囲で、もしかすると「ぽっちゃり」かもしれん。

 こういうのは困る。

 当方は「障害者のオヤジジイ」で、しかも今は足を負傷している。そのまま座っていても良いと思うが、しかし外目には分らない。

 「妊婦なら座らせてあげよう」と思うが、しかし、妊娠しておらず、ただの「ぽっちゃり」だったら、「妊婦扱い」されたことに腹を立てるだろうな。

 席を譲ろうとしてるのに、キレて叫ばれるのは嫌だ。

 五秒ほど思案させられたが、結局、「黙って席を立つ」ことにした。どうせ駅を三つ四つの間なんだし、じっとしてる分には足の痛みも少ない。

 黙って立ち、出入り口の近くに行った。

 すると、当方が腰を上げるのを見ていた五十台くらいのババアが走り寄って来て、デカいケツを左右の客の隙間にぐいぐい入れて座った。

 おいおい。おめーのために空けたんじゃねーよ。

 イラっとする。

 ここでひと月半前のことを思い出した。

 左眼がまったく見えなくなったので、B大病院に行き、受付で待っていた時のことだ。

 当方の番号を呼ばれたので、カウンターに近づくと、「五十ババア」がカウンターに走り寄り、「私の順番じゃないけどいいですか」と割り込もうとした。

 さすがに、ががっと前に出て、「いや私の番です。火急の状態なのは皆同じなので自分の番を待ってなさい」と伝えた。

 もう一件、「五十ババア」に腹を立てた出来事があったが、こっちは逆上するくらいだったので、逆に詳細を忘れた。

 ま、結論はひとつ。

 まったく、ババアには「厚かましくて始末の悪いヤツが多い」。とりわけ五十ババアが頂点だが、たぶん、まだこの年齢層は体が元気だってことが作用していると思う。