◎病棟日誌 悲喜交々2/24 「ババアの後始末」
今日は本当に「とるに足らぬ日々の記録」だ。
朝、病棟でタマちゃん(看護師)が「何か異状がありますか?」と訊くので、「五十ババアにカートを引っ掻けられて踵に傷が出来た」と足を見せた。
「ありゃほんとだ。すぐ消毒しときますね」
処置の間、延々と「五十ババア」の悪口を言った。
「スイマセンと言う言葉に全然心がこもっていなくて、逆に『何でお前がそこにいるんだよ。お前の方が悪い』みたいに思っているのがアリアリと分かる。そこが腹が立つ。女が運転が下手なことが多いのは、持って生まれた性質で、とにかく自分と自分の子を守る動きをするから、視野が狭く車両間隔の取り方がヘタクソだ。相手よりも自分を中心に考える」とかナントカ。
だが、こっちは足に血豆が出来ただけで、それが一気に化膿して骨が見えるほど組織が溶ける。実際、踵の血豆から派生した傷が治るのに三年近くかかった。
「そういうのが想像出来ないのが五十ババアなんだよ」
ひとつ間違えば、これで足を切ることになりかねん。
そんな状況は普通の人でも想像できないわけだが、丁寧に教えたって、こいつらには分りはしねえ。
ここで、「周囲に五十ババアが沢山いるなあ」と気付いたが、別に「そのババアと自分は違う」と思えばそれでよい。
当方は、見境なく当方の足にカートを引っかけて置きながら、ぞんざいな謝り方をする「あのババア」のことを言っているわけで。
ああ、いまだに腹が立つ。
画像はこの日の病院めし。
この病院は食事が割合美味い方なのだが、炒飯系は不味い。
ドラム型の製造機で一斉に作るのだろうが、良い機械ではなく味ムラが出来る。
ま、この日はチキンライスだから、まだましだった。
壁際でひとり食べる病院めしは、さすがにもの悲しい。
これぞ「壁際の死にそこない」オヤジジイだ。
当方は「死に際の魔術師」だから、いつも「際」にいるのは間違いなし。
追記)次からは、こんなヤツ(ババア)には、「気を付けてくださいね。訴えませんから大丈夫ですよ」と握手を求めることにした。その時に、当方の「お友だち」を一匹渡す。
想像以上のしんどさだぞ。
家に誰もいない時、ダンナや子どもの声(に似た声)で「オカーサン」と呼ばれる。
スマホから「クゾ※※ア。取り憑いてやる」と言う声が響く。