日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

◎病棟日誌R060709 叱られる

病棟日誌R060709 叱られる
 朝の問診はユキコさん。
 髪が短くなっているので、「女性のちょっとした変化には必ず言及すること」というセオリーに従い口に出すことにした。
 「ああ。床屋に行きましたね」
 すると、ユキコさんは「床屋ではありませんが、切りました」と答えた(怒りプンプン)。
 イケネ。ここは「髪を切りましたか」か「美容院に行きましたね」だった。オヤジジイには、床屋も美容院も同じことなのだが、そこはそれ女性は意識が違う。
 踏んだり蹴ったり。
 やはり「おべんちゃらは3倍強めて言う」を守らねばダメだ。
 ここはこう。
 「ありゃ。髪が短くなりましたね」
 この先のおべんちゃらはどうか。
 「若くなった」では、「これまでババアに見えていた」ことになる。
 「別嬪さんになった」では、いかにもジジ臭い言い回しだ。
 なるほど。ここは「ショートの方が似合いますね」だわ。 
 反省猿。
 だが、これでは2倍にもなっていないから、おべんちゃら度を高める必要がある。
 「これで三国一の美女ですわ」
 サンゴクイチだと(www)。今では死語だな。
 「『ミズおばさん』というのがあれば優勝できそう」
 これじゃあ、小馬鹿にしてる。

 ベッドでは、春から世界の音楽シーンを席巻しているベビーメタルのライブを観た。欧米ではほとんど1位2位だったのではないか。
 スゲー数の聴衆だ。
 コロナの真っただ中での東京ドーム連続公演はやはりコケたが、さすがにしぶとい。

 あっという間に復活した。
 どういう訳か分からぬか、ビルボードとかで1位になっても、ようつべの再生が1週で1千万回になっても、メディアは一切報道しない。
 こういうのは「金のライン(繋がり)」なんだろうと思う。
 売れてもいない韓流歌手をバンバン出すのは、要は裏の金関係による。

 ひとしきりビデオを観たが、そこで改めて感じるのは、「そこにユイちゃんがいない」ということだ。
 五十歳台以降のオヤジジイがベビメタを観る・聞くようになる要因の半分は、ユイメタルの表情とダンスだ。
 パヒュームだって、のっちさんのダンスの表現力が一枚違う感じだが、ユイちゃんの表現は「巫女さま」の域だと思う。
 「娘」の立ち位置を通り越して、「孫」に近い感覚だと思うが、「そこにユイちゃんがいない」のは耐えられんな。

 ユイちゃんは確か十二歳くらいの時に、「将来は保育士になりたい」と語っていたと思うが、もし今はその想いを叶えて保育士になっているなら、それはそれで嬉しい。。
 看護師だったっけか。
 当方は孫を見るチャンスがなさそうなので、余計に心が痛む。