日刊早坂ノボル新聞

日々のよしなしごとを記しています。

ポルターガイストの実際

以前、所沢の「幽霊アパート」に住んでいたことがあります。
入居した当初は気付かなかったのですが、徐々に不審なことが起きてきました。

まずは、異様な湿気。
礎石の下に地下水脈があるという話で、四季を通じて湿っぽく、1年後には私の仕事部屋はカビだらけになってしまいました。

次に起こったのは、物音。
人の気配がするだけでなく、はっきりとした足音や壁をどんと叩く音がします。

三番目には、電機器具がパチパチと点いたり消えたりするようになりました。
テレビ、エアコンはもちろん、リモコンの無い機器まで異常な動作をします。

四番目は、実際に物が動く。
皿や本、人形が、棚の上からバタバタ落ちます。

この頃には、家族の仲が異常に悪くなり、夫婦、親子で殴り合いの喧嘩になることが頻繁にありました。
ひとつ間違えば、事件になったかもしれません。
夫婦喧嘩で忙しく、家で起きている異常事態に気が回りません。

最後は「姿を現す」。
この部屋は1階で、ベランダの外には5叩20辰らいの比較的広いスペースがあったのですが、ここを大勢の人が話をしながら通り過ぎます。
深夜、カーテンの外で声がするので、窓越しに見ると数人の背中が見えます。
なんだろうと窓を開けると、そこには誰もいませんでした。
その後も時々、びっくりするくらい大きな声が聞こえます。

小1の長女や幼稚園児の次女が、姿を見始めたのもこの頃です。
長女が壁を凝視し、固まったままじっとしているので、「どうしたんだ?」と聞くと、「怖いおじさんがこっちを見ている」と言って、壁を指差したりました。

ようやく、起こっている事態に気付き、その部屋を引っ越しました。
引越しをした途端、家族の仲があっという間に改善されたのが不思議です。

所沢のアパートの周辺では、10軒のうち5軒で夫婦が離婚していました。
当家だけではなく、何か悪いものがそこにあったのかと思います。
しかし、そのアパートは、産業廃棄物の焼却場のすぐ近くで、妻のぜんそくなど健康被害が出ていましたので、「ここは引っ越せ」という暗示だったのかもしれないとも感じます。
引っ越したら、妻のぜんそくは徐々に治っていきました。

引越し後、既に7年は経ちます。
その間は比較的静かな日々でした。
ところが、今またパチパチが始まっているのです。
夜中の2時ごろになると、ファンヒーターの電源や照明が点いたり消えたりします。
夫婦2人の目前で「皿が落ちる」というのも、先日体験しました。正確には、皿が「棚から跳んで落ちる」です。

昨夜は、やはり2時ごろにパチパチが始まったので、「ちょっと。煩いよ」と声を掛けたのです。
(この辺、オバケ関係は経験量が豊富ですので、あまり動じなくなってます。)
すると、それに答えるように、点滅はピタッと止まりました。
それと同時に、2階のトイレの窓と階段下のお供えを取り替えなくちゃという考えが頭に浮かびます。
ひとまず、米・小豆を取り替えました。

今年は異常なくらいオーブ写真や心霊写真が撮れます。
何か「お知らせ」があるのではないかと思います。
次はパチパチの具合をビデオに撮るつもりで、居間に備え付けることにしました。
文字で書くと「気のせい」の余地があるように読めますが、実際にはとんでもなくせわしない点滅になってます。